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赤ちゃんのための防災メモ

赤ちゃんのための防災メモ

東日本大震災からもうすぐ6年。いざという時の備えや避難方法、避難先での過ごし方など、一度考えてみませんか。先日、被災された熊本でのイベントにお招きいただきお話ししてきたことから、普段からできる防災活動について、いくつかお伝えしたいと思います。

いざという時、赤ちゃんを守るのは、一緒にいる大人です。避難の基本は抱っこです。抱っこ紐やおんぶ紐などで、大人の体にしっかりと赤ちゃんを結んだうえで、頭をヘルメットや帽子などで保護して逃げましょう。とっさの時にどうすれば赤ちゃんと一緒に逃げられるか、実際に抱っこやおんぶで避難所に出かけるなど、シミュレーションしてみるといいでしょう。

また、赤ちゃんが一緒の場合の避難所での生活について考えてみましょう。赤ちゃんにとっての大切な栄養をどうしたらいいか。数日分の粉ミルク、水、燃料を備蓄しなくてはなりません。哺乳瓶の調達ができなければ紙コップで代用することができます。

母乳栄養の場合は、母親の身ひとつあればよいという安心感があります。ただ、いざという時だけ、とはいかないのが母乳。東日本大震災の時、あるお母さんは、いつミルクがなくなるか不安でいっぱいだったそうです。その経験から、2人目のお子さんは、混合になっても少しでも母乳を飲ませておこう、と決心をしたとのこと。母乳が出る人は少しでも長く続けると、他の人に粉ミルクや燃料を回せますから、みなのための防災活動になります。

赤ちゃんを連れての避難は心細いと思いますが、親の不安は赤ちゃんにも伝わります。なるべく一緒にいて赤ちゃんを安心させてあげてください。赤ちゃんが泣いてしまうと周りのかたへ気を遣ってしまいますが、逆に赤ちゃんが笑顔だと周りは和むものです。

普段から、人の多い公共の場に出かけている子は、場に慣れるのも早いです。赤ちゃんが知っている顔を、一人でも多く地域に作れば、親も子もコミュニケーションが楽でしょう。

東日本大震災の例でも感じられたように、いざという時の避難には、普段の練習が大切です。今日ご紹介したような、抱っこ、授乳、出かける、といったことにも、普段から慣れておくことが大事です。そして、これらは日常の生活を豊かに楽にする方法でもあるのです。

『赤ちゃんのための防災メモ1』の画像 『赤ちゃんのための防災メモ2』の画像

モーハウスは、災害支援として、避難所での生活を助けるため授乳服を送る活動を行っています。写真は、熊本県助産師会が地震後に運営している母子ケア施設に支援物資をお届けした際のものです。

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