産業

レタス作りのQ&A

このコーナーは、全国の小学生から寄せられたレタスに関する問い合わせの中で、特に多かったものをあつめたものです。


Q1. 質問内容

 野菜づくりがさかんになった理由は?

A1. 回答内容

 坂東市岩井地域では昔、千葉県との県境を流れる利根川に分断され、交通の便が非常に悪く、陸の孤島ともいわれていました。そのため利根川を渡し舟(わたし)で、千葉や東京方面に行き来していました。農地は、水田が比較的少なく畑作を中心として、陸稲(りくとう)・麦・葉たばこ・茶・こんにゃくなどが主な作物で、収入は低いものでした。
 昭和33年に利根川に芽吹(めふき)大橋が開通し、自動車での交通の便が良くなりました。そのため、東京まで野菜を早く輸送できるようになり、それまで作っていた麦や葉たばこ作りをやめて、しだいに野菜作りが多くなり、昭和40年代にはトマト・はくさい・レタス・ネギなどを栽培する園芸農家が増えてきました。

 岩井地域は平坦で広い農地に恵まれ、畑地は水田より高いところにあり水はけがよく、土の中の養分も多いため野菜づくりに適していました。さらに、雨量が一年間を通じてそれほど多くなく、気温も厳しい暑さも寒さもないため、いつでも野菜を栽培することができるのです。
 また、昭和43年に7つの農業協同組合が一緒になり、現在の岩井農業協同組合が誕生するとともに、生産者1,256名の参加をもって農協園芸部という組織をつくり、野菜作りの指導に力を入れたために、ますます野菜作りが盛んになりました。このことに加え日本人の食生活が洋風化し、サラダとして生野菜の消費が多くなり、野菜の需用が伸びたことも大きく影響しています。


Q2. 質問内容

 作っている野菜の種類は?

A2. 回答内容

 生産額の多い順にレタス、ネギ、サニーレタス、グリーンカール、トマト、グリーンボール、はくさい、ほうれんそうなどです。
 その他にカリフラワー、ブロッコリー、セロリ、キュウリ、ナスなども作られています。


Q3. 質問内容

 レタスの収穫がない6月~7月(夏)は何をしているのですか?

A3. 回答内容

 岩井地域で作られる野菜で生産額が特に多いものは、レタスとネギです。
 レタスとネギだけで、岩井地域全体の野菜の販売額の約85%をしめているほどです。
 一般的な作付体系は、春にレタス、夏にネギ、秋にレタスの順に栽培しています。
 このため、6月~7月頃はネギの栽培の最盛期となっていて、畑一面がネギ畑です。


Q4. 質問内容

 ビニールシートにはどんなものがありますか?

A4. 回答内容

 1.白黒パンダマルチ(表:白 裏:黒)
  サニーレタス・レタスに使用
  (特長)土中の温度を上げない(白)、雑草が生えにくい(黒:日光をさえぎる)
  (使用時期)8月中旬~9月中旬

 2.グリーンマルチ(緑)
  主にレタス・ねぎに使用
  (特長)土中の温度を上げる、雑草が生えにくい
  (使用時期)9月中旬~12月中旬 12月中旬~5月下旬

 3.ブラウンマルチ(茶)
  主にレタスに使用
  (特長)土中の温度を上げる
  (使用時期)12月中旬~3月下旬

 4.黒マルチ(黒)
  主にサニーレタスに使用
  (特長)土中の温度を上げない、雑草が生えにくい
  (使用時期)9月中旬~12月中旬

 5.透明マルチ(無色)
  主にはくさいに使用
  (特長)土中の温度を上げる
  (使用時期)12月中旬~3月下旬

 土中の温度を上げるのに効果的なシートを順番にすると、1:ブラウン、2:透明、3:グリーン、4:黒、5:白黒パンダの順です。
 また、雑草防除の効果の高いシートでは,1:白黒パンダ、2:黒、3:グリーン、4:ブラウン、5:透明の順です。
 この他に共通していることは、マルチを敷くことで土中の水分の蒸発を防ぎ、乾燥を予防することと、雨天時に泥はねを防ぐことで、病気を未然に予防することです。


Q5. 質問内容

 くさったりしたレタスはどうするのですか?

A5. 回答内容

 出荷することができませんので、ロータリーという機械で細かくくだいて畑の土といっしょに耕し、次のレタスを作るための栄養にします。


Q6. 質問内容

 なぜ春と秋に同じレタスができるのですか?味・形・色は違うのですか?

A6. 回答内容

 レタスが育ちやすい温度は18℃~20℃です。
 春レタスの場合、寒い時期に苗を植えるので、トンネル栽培といってレタスが寒がらないように、ビニールのトンネルの中で育てます。
 トンネルの中は秋にレタスを育てるのと同じような温度になるので、春と秋同じようにレタスができるのです。
 次に、味・形・色ですが春・秋ともに変わりません。ただ、レタスにもいろいろな品種がありますので、品種によってはすこしだけ色や形が違います。


Q7. 質問内容

 もし雨が降りつづけたら何をしているのですか?

A7. 回答内容

 現在は、農家の人も普通のサラリーマンの人と同じように週休制や給料制にして、ゆとりのある農家経営をめざしています。
 このため、雨の日には休んだり、家の中の整理(機械の修理など)をしています。
 なかには、雨の日が続くと野菜の値段が高くなるので、がんばって畑に出る人もいます。


Q8. 質問内容

 新鮮なまま買う人に届けるにはどうしているのですか?

A8. 回答内容

 予冷センターというところで、レタスを真空予冷して5℃に冷やします。真空にするとレタスの中心まで冷えて新鮮さが保てます。
 その後に、コールドチェーンといって、冷蔵コンテナやトラックで皆さんのところに届けます。


Q9. 質問内容

 1日にレタスは何個とれるのですか

A9. 回答内容

 平均1農家で1,000個~2,000個ぐらいです。


Q10. 質問内容

 レタスの種類は?

A10. 回答内容

 大きく分けて結球レタスとリーフレタスです。
 リーフレタスというのは、サニーレタスやグリーンカールです。


Q11. 質問内容

 レタスはなぜ緑色なのですか?

A11. 回答内容

 レタスに限らず植物の葉は、葉緑素(=クロロフィル 植物細胞の葉緑体中にあって光合成を行ううえでなくてはならない緑色の色素で、葉に大量に含まれており、光の受け渡しをする)が赤や青色の光を吸収するので残りの色の緑色に見えます。


Q12. 質問内容

 レタスにどうしても必要なものは何ですか?

A12. 回答内容

 太陽の光と水分と肥料です。


Q13. 質問内容

 レタスを作るときの肥料は何ですか?

A13. 回答内容

 レタス作りに必要な肥料の成分としては、主に窒素・リン酸・カリウムで、バランスのよい有機質肥料を使います。
 畑の土壌によっては、酸性を中和させるために石灰を土壌改良剤として使用します。


Q14. 質問内容

 レタス作りに使う機械は?

A14. 回答内容 

(1) 種をまく時 は種機
(2) ビニールシートを敷く時 マルチャー
(3) 苗を畑に植える時 定植機
(4) ビニールシートの骨を組む時 杭打ち機
(5) 出荷する時 ほうそう機

 


Q15. 質問内容

 収穫するまでの仕事は?

A15. 回答内容

 1.品種選び
 2.苗作り
 3.畑の準備
 4.植え付け
 5.トンネルの被覆(春レタスのみ)
 6.病害虫防除
 7.収穫

レタス作りのページに写真付きで作業内容が掲載されています。


Q16. 質問内容

 レタスの原産地と作り始めはいつですか?

A16. 回答内容

 レタスはキク科で別名チシャといわれています。原産地は中近東内陸小アジアといわれ現在のアフガニスタン、カザフスタン、ウズベキスタン、トルコ、イランあたりといわれています。およそ2,500年前には野生種が作られ、16世紀初めに現在のレタスが作られました。
 岩井地域では、昭和41年ごろから作り始めました。


Q17. 質問内容

 作り方の今と昔?

A17. 回答内容

 昔:種まきから収穫まですべて手作業でした。
 今:機械化が進み、種まき(は種機)、植えつけ(定植機)、出荷(ほうそう機)などが使われています。


Q18. 質問内容

 レタスができるまで何日くらいですか?

A18. 回答内容

  種まき 植えつけ 収穫
春レタス 11月 1月 3月
秋レタス 8月 9月 10月




Q19. 質問内容

 レタスの被害はありますか?

A19. 回答内容

 台風、大雨、水不足、霜、ひょう等の天候の悪いときに被害が発生します。


Q20. 質問内容

 なぜ、米づくりをしないのですか?

A20. 回答内容

 岩井地域でも田(水田・陸田)で米を作っており、約22億の生産額があります。
 ただ、田と畑の割合が半々なので、野菜の占める割合が多いのです。(野菜は少なくても年2回作付できます。)
 また、お米は現在余っていますので生産調整されています。

 ※生産調整
 田(水田・陸田)に米を作らず、転作(野菜や麦などを作る)したり、何も作らず米の取れる量を減らして米の価格を安定させること。


Q21. 質問内容

 なぜ、兼業農家が増えたのですか?

A21. 回答内容

 道路が良くなったり、川に橋がかかったりして自動車で遠くまで通勤できるようになったこと。


Q22. 質問内容

 レタスが余ることはないのですか?

A22. 回答内容

 農家の人からの出荷計画表と、各指定市場の必要量とをコンピュータでバランスよく調整していますので、余ることはありません。


Q23. 質問内容

 どこの市場へはこぶのですか?

A23. 回答内容

 北海道、宮城県、秋田県、福島県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府にある44の市場に運びます。


Q24. 質問内容

 レタスを夕方に収穫しても悪くならないのですか?

A24. 回答内容

 夕方、畑からレタスを収穫してそのまま農舎にいれておき、翌朝包装機でレタスをフィルムで包み、ダンボール箱にいれて出荷します。
 このようにすると、夕方から翌朝にかけて余分な水分が除かれて、レタス本来の水分だけが残り、新鮮さが保たれるのです。


Q25. 質問内容

 なぜ、同じ苗なのに冬は収穫まで期間がかかるのですか?

A25. 回答内容

 レタス作りで一番大切なものは、太陽(温度)です。
 レタスの好きな温度は20℃くらいですから、寒い時ビニールトンネルの中にマルチ(ビニーリシート)を敷いて暖かくしても、秋レタスに比べ生育に差が出てしまい、収穫まで期間がかかってしまいます。


Q26. 質問内容

 なぜ、1970年代から生産額が急激に伸びたのですか?

A26. 回答内容

 1.岩井地域内の7つの農業協同組合の合併により、生産者1,265名の参加をもって農協園芸部を設立し、組織強化が図られたため。
 2.食生活の洋風化に伴う、サラダや生野菜としてのレタスの消費が急激に増えたため。
 3.試作を兼ねて栽培した結果、従来の野菜(はくさい等)に比べ高収入であったため。


Q27. 質問内容

 レタスの生産量が一番多い県は?

A27. 回答内容

 一番多い県は、長野県で全体の約3割です。2位が茨城県で約1割です。当市は茨城県で一番の生産量を誇ります。


Q28. 質問内容

 レタス作りの苦労や工夫は何ですか?

A28. 回答内容

 良いレタスを作るには、床土(培土)の消毒から始まり、健康な苗を作り定植し、春は3~5月、秋は10月~12月まで収穫するので品種選びや肥料の使い方に工夫をしています。
 レタスは、はくさい等に比べ軟弱で、気温の変化には敏感でくもりの日が長く続いたり長雨などでは、変形玉や病気が発生しやすくなるため管理面で苦労します。

 春のレタス作りは、レタスにとって育成しにくい時期の栽培になるため、寒さを防ぐのにビニールトンネル(600m/10a)を掛けます。
 厳寒期には、昼夜の温度の差が激しくなるため、日中の温度がかなり高温になります。
 レタスが育成しやすい温度の20度を越えないように、ビニールトンネルの裾を毎日朝晩開閉し換気しなければなりません。その作業が毎日大変苦労します。

 また、出荷に当たっては、規格によって大小の区分、品質、量目と細心の注意をはらって真心を込めた箱詰めをしています。
 皆さんのもとへ安全で新鮮なおいしいレタスを届けるよう、これからも頑張っていきたいと思います。


 

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは農業政策課です。

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電話番号:0297-35-2121/0280-88-0111(代) 0297-21-2194(直通)

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