平成23年度企画展

平成23年度に開催したさしま郷土館ミューズの企画展をご紹介します

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「幼児保育の嚆矢 小山村にあった子守学校 -教育者・渡邊嘉重の原点-」
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平成24年1月5日(木)~3月11日(日)
明治16年に小山村(現・坂東市)に、全国的にも早い段階で子守児童のための学校である「子守学校」が設立されました。小山村にあった子守学校とその設立者の渡邊嘉重(戦前にあった常総学院中学の創設者)の業績を紹介しました。

【小山村子守学校と渡邊嘉重】
渡邊嘉重
渡邊嘉重(安政5年(1858) ~ 昭和12年(1937))
子守学校記念碑
  創立百周年を記念し地元の人々によって小山香取神社(坂東市小山)に建てられた子守学校跡記念の碑
下総国岡田郡花嶋村(現・常総市花嶋)に生れた渡邊嘉重は、苦学して茨城師範を卒業後、明治15年(1882)4月猿島郡小山村に赴任しました。そこで子守奉公のため学校に通うことのできない児童の姿を目にし、日本最初といわれる「子守学校」を明治16年に設立しました。
子守教育法
  『子守教育法』渡邊嘉重著 明治17年(1884) ※復刻版
小山村での教員生活は1年程度でしたが、その実践をもとにして『子守教育法』という子守学校を設置・運営するための手引書を明治17年に日本で初めて出版しました。授業の方法や校舎の設置の仕方のほか、子守学校の開設に協力した地元有志の名簿が載せられています。
常総学院と嘉重
  私立常総学院中学の校門と渡邊嘉重
渡邊嘉重は、茨城県だけでなく、宮城県や神奈川県、大分県などで教員、教育行政官として活躍しましたが、眼病のため退職しました。そして茨城県へ戻り、明治38年(1905)土浦に私立常総学院中学を設立し、教育の発展に一生をささげました。

【会場の様子】 
子守学校01子守学校03
子守学校02子守学校04
会場には小山村にあった子守学校や渡邊嘉重の実績の紹介、明治時代の教育に関する資料を展示しました。


「旅の版画家 川瀬巴水 ~大正・昭和の懐かしい日本の風景~」
川瀬巴水展
平成23年10月1日(土)~12月11日(日)
大正から昭和にかけて活躍した川瀬巴水(かわせはすい)は、日本各地を旅しては美しい風景版画の原画を描きました。巴水が描いた美しい日本の風景版画を一堂に集めた展覧会を開催しました
川瀬巴水01川瀬巴水02
川瀬巴水03川瀬巴水04


「日展作家の芸術世界 ―日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書―」
H23日展
平成23年7月2日(土)~9月4日(日)
日展会館(東京)の所蔵する日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書の各部門の作品を展示しました。日本の美術界を代表する巨匠から第一線で活躍する作家の作品を紹介しました。
日展作家01日展作家02
日展作家03日展作家04


「地球環境世界児童画コンテスト優秀作品展」
平成23年4月28日(木)~6月26日(日)
「地球の宝物」をテーマに世界中の子供達が描いた絵70点を展示しました。国境や文化・言語の違いを超えた地球環境へのメッセージがこめられ作品を紹介しました。


「遺跡から見る古墳時代とムラの暮らし」
H22古墳展
平成23年2月13日(日)~6月26日(日)
坂東市と周辺地域の古墳や遺跡から出土した土器や鉄製直刀などの資料を展示して、古墳時代のムラと人々の暮らしの一端を紹介しました。


【平成23年度の貸館展示】
貸館展示「書道日新会選抜展」
書道日新会会員の刻字及び書作品を展示しました。
会期 平成24年3月17日(土)~3月25日(日) 【入場無料】

貸館展示「第13回 染谷曠邨書作展」
坂東市出身の書家 染谷曠邨氏の作品を展示しました。
会期 9月13日(火)~9月18日(日) 【入場無料】

【平成23年度の収蔵美術品展】

猿島資料館が所蔵する様々な美術作品の中から、テーマに沿ったものを展示しました。
平成23年度は5回開催しました。


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〒306-0502 茨城県坂東市山2726番地 

電話番号:0297-44-0055又は0280-88-8700

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