意味:噛むと元気になる~
「よく噛んで食べるのが良い」、「噛むと元気になる」のはなぜ??
こどもの頃、「よく噛んで食べなさい」と親から言われた事のある方も少なくないと思います。
よく噛むことは、単に食べ物を体に取り入れるためだけではなく、全身を活性化させるのに大変重要な働きをしています。
また、「よく噛んで口の中で味わう」ということで、よりおいしく感じられます。食べ物がおいしいと元気になりますよね。
よく噛むのに必要な歯ですが、平均約20本以上あれば、ほとんどの食べ物を噛み砕く事が出来、味を楽しみながら食べることが出来るとされています。※大人の歯は、上下合わせて28本(親知らずまで全部生えると32本)。子どもの歯は、20本。
厚生労働省では、80歳で20本以上の歯を保つことを呼びかける「8020運動」、茨城県では、64歳で24本以上の歯を保つことを呼びかける「6424運動」、坂東市では、〇〇〇〇運動←さて、あてはまる数字はなんでしょう?(ご自身の目標を入れてください)
≪トピックス≫
弥生時代の邪馬台国の女王、卑弥呼の食事は玄米のおこわや乾燥した木の実、干物など硬くて噛み応えのある食材を食べていました。その為、当時の噛む回数は1食で約4000回とされ、現代人の約6倍だったそうです。
「ひみこのはがいーぜ」 8020財団より
「ひ」・・・・・・肥満防止 よく噛むと、満腹中枢が刺激され食べ過ぎ防止になります。
「み」・・・・・・味覚の発達 食べ物本来の美味しさを感じる事が出来、味覚が発達します。
「こ」・・・・・・言葉の発達 噛むことで、顔の筋肉が発達すると、言葉を正しく発音出来るようになり、顔の表情も豊かになります。
「の」・・・・・・脳の発達 噛むことで、こめかみ付近がよく働き、脳への血流が良くなり、脳の活性化に役立ちます。
「は」・・・・・・歯の病気を予防 歯の表面が磨かれ、唾液の分泌が良くなり、虫歯や歯周病の予防に繋がります。
「が」・・・・・・ガンの予防 唾液の成分であるペルオキシダーゼには、食品中の発がん性を抑える働きがあるとされています。
「い」・・・・・・胃腸の働きを促進 食品を噛み砕いてから飲み込む事で、胃腸への負担が軽くなり、胃腸の働きを正常に保ってくれます。
「ぜ」・・・・・・全身の体力向上 噛み締める力を育てる事により、全身に力が入り、体力や運動神経の向上、集中力養う事に繋がります。
よく噛んで元気になりましょう!