菅生沼は首都圏でネイチャーウォッチができる数少ない自然観察フィールド。野鳥をはじめ、沼に生息する魚や昆虫、岸辺の野草など、数多くの種類を見ることができます。特に毎年ここで越冬する300羽を超えるコハクチョウやカモを見ようと、県内外から多くの人が訪れています。
《菅生沼へのアクセス》
○常磐自動車道谷和原I.Cより20分
○東武野田線愛宕駅から 茨急バス辺田三叉路バス停より徒歩25分
○関東鉄道常総線水海道駅から 関鉄バス馬洗橋バス停より徒歩10分
○つくばエクスプレス守谷駅西口から 関鉄バス辺田三差路バス停より徒歩25分
○JR東京駅(八重洲南口)から 関鉄バス辺田三差路バス停より徒歩25分
◎コハクチョウ
菅生沼で見られるハクチョウは、コハクチョウ。毎年10月末ごろに飛来し、その後徐々に数を増やして3月初旬までその優雅な姿を見せてくれます。
菅生沼は、えさとなるマコモなどの水生植物が豊富にあり、多数越冬できる全国でも数少ない場所です。
コハクチョウは家族を単位とした群れで生活し、春になるとユーラシア大陸の北極海沿岸の繁殖地へと帰っていきます。
観察は菅生沼全域できますが、特にお勧めポイントは天神山、駐車場も整備され、国道354号線からも約800mと便利です。また、茨城県自然博物館付近でも観察することができます。
《 注意!! 》
コハクチョウは警戒心の強い鳥です。観察するときは、驚かさないようにしましょう。
◎ヘラサギ
菅生沼へのはじめての訪問者(たぶん?)、ヘラサギがやってきた。ヘラサギは、しゃもじのようなくちばしが特徴、関東地方で見られるのは珍しいとのことです。名前にはサギという名がつけられていますが、トキに近い種だそうです。
◎カモ(オナガガモ)
菅生沼には毎年数多くのカモもやってきます。なかでも一番多く見られるのはオナガガモ。ほかにも、コガモ・カルガモ・ハシビロガモなどを見ることができます。全体では数1000羽にも及ぶカモを見ることができます。