平将門公之像

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平将門公之像

市道長谷八幡線に面した雑木林の中に、総合文化ホール「ベルフォーレ」があります。この施設は、音楽ホール・アトリウム・図書館からなる複合文化施設で、平成6年3月に完成しました。その完成記念事業の一つとして、前庭広場に平将門公の騎馬像が建立され、将門の里の象徴的なブロンズ像として親しまれています。
この像は、彫刻家一色邦彦氏の作です。一色氏は土浦市に生まれ、東京藝術大学を卒業すると、新制作協会に所属し、1966年には高村光太郎賞を受賞しました。以来、著名な彫刻家として活躍されています。
平将門は、石井営所を本拠として、古代社会から中世社会への扉を開く役割を担った武将として知られています。青年の時に京都に上り、朝廷の官人として勤めました。関東に帰ると、叔父たちとの間に所有地などが原因で争いが起こりました。やがて一族間の争いは、各地の国庁との戦いに発展し、将門は関東8カ国を支配下におさめ、関東独立国家建設の夢を目指しました。その夢を求める将門を表現し、完成されたのが「平将門公之像」です。
このブロンズ像を見ると、将門は折立烏帽子を被り、狩衣姿に太刀を差し、黒鹿毛の駒に乗った勇姿という印象を受けます。駒の背に粛然と身を任せ、北に向かって駒を進める姿には、自分の支配地に辿り着いたという安堵な雰囲気と、その躍動的な駒の姿態、遠く筑波の双峰を追う将門の敏捷な眸の中に、強い意志が感じ取られます。


ベルフォーレ

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