天体観望

令和6年度 郷土館ミューズ天体観望予定
・4月20日() 午後7時~9時

 「西空の木星を見よう」

5月5日() 午前11時30分~午後1時30分
 「白昼の火星食を見よう」

※年間のスケジュールはこちらをご確認ください。

 

★ ★ ★ 天体講座 ★ ★ ★

天体観望1天体観望2

☆彡 ミューズ 天体観望

季節の夜空を彩る星々の観察をおこないます。
参加を希望する方は、お電話またはミューズ窓口へお申し込みください。

〈注意点〉

天候により変更の可能性もあります。
中学生以下は保護者同伴でお願いします。
中止の場合は、申込者にご連絡いたします。
申込み多数の際は、参加人数を制限する場合があります。

〈申込み・問い合わせ〉
 0280-88-8700/0297-44-0055


〈ミューズ天体観望〉

【天体観望の様子】

 天体観望03 
【天体の説明を聞く参加者】
ミューズの天体観望は、参加する全ての人に楽しんでもらえるように、季節ごとにいろいろな観察会をおこなっています。
わかりやすく、楽しく、星空の解説をします。
天体観望02
【天体観測ドーム】
ミューズの天体観望は高性能の天体望遠鏡を使用します。
月や火星、木星などの太陽系の星から、遥か彼方の恒星まで観察できます。

天体観望01
【屋上テラスでの観察】
屋上テラスでは肉眼での観察もおこないます。
星空全体を見渡して、星や星座のいろいろなエピソードも交えて楽しく解説します。


太陽観望

太陽観望

毎週土曜日、日曜日、祝日 午前10時~午後3時
ミューズの天体望遠鏡に特殊フィルターを使用して太陽の様子を安全に観察します。

太陽の活動が活発であれば、プロミネンスや黒点が観察できます。
天候によっては中止になる場合があります
令和6年5月6日(月・祝)~6月1日()の間はドーム点検のため、太陽観望を中止させていただきますのでご了承ください。

☆彡 令和5年度の天体観望 ☆彡

【天体観望】2月24日(土)「冬の夜空で知る星の一生とカノープス」
 今年度最後の天体観望で、多くの方に参加していただきました。今年も残念ながら雲の影響で地平線付近のカノープスは観測できませんでしたが、寒い夜空の下、天王星や月などの惑星、オリオン座のペテルギウスなどの星々を参加した方々に見ていただきました。

R6.2天体1R6.2天体2

【天体講座】1月6日(土)「冬の星座を楽しもう」
 今年最初の天体観測日は天候に恵まれてたなかで行いました。テラスでは南の夜空に輝く冬の星座や、南西にひときわ輝く木星などを肉眼で観測できました。また、5階の天体ドームの望遠鏡では土星などの惑星がくっきり観測でき、参加した方々を楽しませまていました。

R6.1-3R6.1-2R6.1-1

【天体講座】12月9日(土)「ふたご座流星群を見よう」
 ロビーで天体講師の流れ星について講義をしていただき、天体の知識を深めてから4階テラスに上がりました。雲がかかるときもありましたが、冬の星座やふたご座流星群を肉眼で観察できました。また、天体望遠鏡を使っての観察では木星やその周辺の惑星、金星を観察でき、参加者に楽しんでいただきました。
R5.12天体観望1R5.12天体観望2

【天体講座】11月4日(土)「秋の星座とアンドロメダ銀座などを見よう」
 夏の大三角の星々や土星のほかに、木星が衝となり夜空の中でも輝く様子を天望遠鏡で観察しました。
R5.11天体R5.11天体2

【天体情報】筑西市で天体講師が月の満ち欠けの撮影しました[天体講師:細谷正夫氏]
R5天体3R5天体4

 

【天体講座】10月7日(土)「夏から秋の星座と土星・木星・海王星をみよう」
 天候に恵まれ、夜空に輝く土星・木星、星々が綺麗に見られました。

天体2310-1天体2310-2

【天体講座】9月23日(土・祝)「今年一番低い半月を見よう」
 講師の細谷先生がロビーのモニターで、月について解説をしてくださり、観望室で月を観察しました。ただ、当日はあいにくの曇り空で月が見えにくい状況でした。

923天体1923天体2

【天体講座】8月31日(木)「スーパームーンと衝直後の土星を見よう」
 この日は今年一番月が地球に近づく日で、ちょうど萬月となっている月のほかに夏の星空を観察しました。天体望遠鏡では土星の環も確認でき、参加された方に楽しんでいただけました。

R5.9-1 R5.9-2

【天体講座】 8月11日(金・祝)「ペルセウス座流星群のおはなし」
 講師の岡村先生・細谷先生から流れ星について解説していただいた後に、屋上テラスに移動して星を観察しました。今回は段ボール等を敷き、寝っ転がって夜空を眺め、夏の星空や土星、流れ星を見つけては盛り上がりました。
811-3 811-2 811-1

【天体講座】7月17日(月・祝)「青空に輝く金星と夏の営座を見よう」
 晴れた夜空の下で天体観望会を開催しました。参加した皆様で陽がおちる時間帯に西の空に輝く金星を乾燥し、暗くなった頃には夏の星座を確認しました。
071701 071702

【天体講座】5月6日(土)「春の星座と満月を見よう」を開催
 雲がかかってしまい夜空が見えにくい状況でしたが、天体観望会を開催しました。雲の合間に見える満月と金星を観察し、参加いただいた方に楽しんでいただきました。
0506-1 0506-2

 

金星と水星

 【天体情報】4月12日に筑西市で撮影された金星と水星が両方おさめられた写真。幻想的な夜空の一枚となっています。

金星とM45 0419-5

[撮影:天体講師 細谷正夫氏]

 M45プレアデス星団(おうし座の散開星団、すばる)は年齢約6000万~1億年の若い星からなる散開星団で、明るいので肉眼で容易に存在が分かる数少ない星雲・星団の1つです。

 

☆彡 令和4年度の天体観望 ☆彡

【天体講座】2月18日(土)「南天の一等星・カノープスを観察しよう」を開催
今年度最後の天体観望会を開催しました。当日はミューズまつり(2月18日、19日開催)で、昼間には太陽観望も実施し、多くの方が参加しました。
0218天体010218天体02
午後から薄曇りとなったため、はじめはロビーで講座を行ないました。その後、晴れ間が広がり、カノープスの観察に挑戦しました。見ることが難しいカノープス、挑戦は来年に持ち越しです。

【天体情報】5万年ぶりの地球接近 ZTF彗星
ZTF彗星
[撮影:天体講師 細谷正夫氏]

「ZTF(ズィーティーエフ)彗星」は2022年3月に発見された彗星です。今年(2023年)1月から2月にかけて地球に接近し、見ごろを迎えました。ぼんやりとした緑色の姿で北の空を移動した彗星は、5万年ほど前にも地球に近づきましたが、今後は太陽系から遠ざかり二度と戻ってこないと言われています。天体講師の細谷先生が2月15日に撮影した彗星の姿です。

【天体情報】年末からお正月の天体イベント
お正月を迎え、2022年から2023年へ新しい年となりました。年末年始におこった天体イベントを天体講師の先生が撮影しましたので、ご紹介します。[撮影:天体講師 細谷正夫氏]
年末の夜空に惑星大集合 22年12月30日(金) 
カレンダーの星たち
2022年の年末、夕方の空で、水星から海王星まで太陽系の全惑星がそろう「惑星パレード」を見ることができると話題になりました。異なった動きをする惑星が一度に見られることは大変珍しいことです。この写真ではカレンダーの曜日になっている「月火水木金土」の星々が写っています。
お正月を彩る「しぶんぎ座流星群」 23年1月4日(水)
しぶんぎ座流星群2023
「しぶんぎ座流星群」は三大流星群の一つに数えられています。今年(2023年)は1月4日に極大(=活動が活発になる)となりました。「しぶんぎ(四分儀)」とは天体の位置を観測するために使われた機器のことです。星座の数が88個と決められた時に採用されなかったため、現在は幻の星座となっています。


【天体情報】日本中が注目した皆既月食(11月8日)
皆既月食2022
皆既月食2022時系列
[撮影:天体講師 細谷正夫氏]
11月8日の夜、日本各地で「皆既月食」が観察されました。皆既となった月は、「赤銅色(しゃくどういろ)」と呼ばれる、赤黒い色に見え、多くの人がその美しさに感動しました。また、この皆既食中には、月の後ろに天王星が入る「天王星食」も見られました。皆既食と惑星食が同時に見られるのは日本では442年ぶりで、極めて珍しい天体ショーとなりました。


【天体講座】10月22日(土)「木星と土星の共演を楽しもう」を開催
夜になるとぐっと気温が下がり、秋らしい季節になってきました。秋の空は、明るい星が少なくなり、ややさびしい印象になりますが、日が暮れると南の空に土星と木星が見え、明るく輝いて夜空に存在感をしめしています。
天体10月22日1天体10月22日2
当日は、観望会開始頃まで薄曇りの空模様でしたので、はじめはロビーで講座を行ないました。その後、空も晴れて観測ができるようになり、木星や土星、海王星などを天体望遠鏡で観察しました。

【天体情報】十三夜の月(10月8日)
10月8日十三夜
[撮影:天体講師 細谷正夫氏]
2022年の「中秋の名月」は9月10日(土)で、お月見(十五夜)を楽しんだ方も多いと思います。それから約1か月後の10月8日(土)の月は「十三夜」と呼ばれ、この日は十五夜に次いで一年で2番目に美しい月夜とされています。十五夜は中国から伝わった風習ですが、十三夜は日本由来のものだと言われています。昔の人は十五夜と十三夜の両方で、お供え物を供えて美しい月を鑑賞し楽しんできました。

【天体講座】9月10日(土)「中秋の名月の観賞会」を開催
「中秋の名月」とは旧暦8月15日の夜に見える月のことで、中秋の名月をめでる習慣は平安時代に中国から伝わったと言われています。2022年の中秋の名月は9月10日で満月と同じ日となり、お月見が観望会のテーマとなりました。
2022中秋の名月
[撮影:天体講師 細谷正夫氏]
当日は好天に恵まれ、まん丸なお月様を観察することができました。また、明るい月の近くでは木星が輝き、太陽系最大の惑星として夜空に存在感を示していました。写真は天体講師が郷土館ミューズで撮影したお月様です。


【天体講座】8月27日(土)「土星と夏の星座を見よう」を開催
夏休みも終わりを迎え、涼しさも感じるようになってきました。天体観望に不向きな天気が続きましたが、当日は晴れとなり、観望会を開催することができました。
0827天体10827天体2
北側の空には雷雲があり、時々遠くで雷が輝く様子も見えましたが、郷土館ミューズの上空は星空が広がり、天体望遠鏡で季節の星々や土星などを観察しました。参加者の皆さんは、講師の楽しい解説を聞き、宇宙の美しさや不思議を知ることで、天体観望という夏の思い出ができました。


【天体講座】8月11日(木)「ペルセウス座流星群を観察しよう」を開催
今回は見頃をむかえた「ペルセウス座流星群」の観察会です。今年(2022年)のペルセウス座流星群は出現時期が7月20日~8月20日ごろで、最も活発に活動する時期「極大」となるのは、8月13日午前10時ごろとなっています。
R4.8.11天体01R4.8.11天体02
観望会当日は、満月に近い明るい月が空にあり、流れ星が見つけにくいことから、最初にロビーで天体講座を行ない、流星群について解説しました。その後、屋上テラスで天体観望を実施し、流星群の観察に挑戦し、月、土星などの観察も行ないました。


【天体情報】星とホタルの共演
星とホタル
[撮影:天体講師 細谷正夫氏]
天体講師の細谷先生から、夏を感じさせる素晴らしい写真をいただきました。宝篋山の麓の里山(つくば市)で撮影した写真で、空には星が輝き、水田にはホタルが舞う様子を写しています。夏の風景を星と共にとらえた一枚です。


【天体講座】5月8日(日)「月面Xを見てみよう」を開催
令和4年度最初の天体観望会を開催しました。当日は、月のクレーターのふちが太陽に照らされて、明暗の境界線が「X」の文字のようにみえる現象を観察する予定でしたが、開催時刻には雲の多い空模様となり、月面を観察することはできませんでした。
天体0508-1天体0508-2
その後、ロビーでの天体講座を実施、天体講師の2人がテレビを使って天文の解説を行ないました。参加者の皆さんも質問をするなど、講座を楽しんでいました。

【天体情報】月面に現れた「X」の文字を撮影

月面にXの文字が現れる様子を2022年3月10日、郷土館ミューズの天体望遠鏡で撮影しました。この現象は、月のクレーターのふちが太陽に照らされて、明暗の境界線が文字のようにみえるものです。年数回観察することができ、家庭用の天体望遠鏡でも見ることができます。
0310月面X0310月面X拡大

月面X(3月10日坂東郷土館ミューズ)[撮影:天体講師 細谷正夫氏]
令和4年度の天体観望は5月8日(日)からはじまります。当日も月面Xを見ることができますので、興味のある方は観望会にご参加ください。


☆彡 令和3年度の天体観望
☆彡

【天体情報】南天の一等星・カノープスを撮影(2月25日)
令和3年度最後の天体観望を2月26日に予定していましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止となりました。観望会で観察する予定だった南天の一等星・カノープスを天体講師に撮影してもらいました。
カノープス
カノープス(2月25日坂東郷土館ミューズ(坂東市))[撮影:天体講師 細谷正夫氏]
りゅうこつ座のカノープスは、 全天で2番目に明るい1等星ですが、日本(北日本を除く)では南中の時でも地平線すれすれの低空にしか見えません。今回は、より高い位置にあるミューズの天体観測ドームからカノープスを撮影しました。長時間シャッターを開いて撮影したため、カノープスは画面中央下に横線で写っています。


【展覧会】「ネイチャーフォト展 ミューズ天体講師が撮った宇宙と大地」を開催
ネイチャーフォト展ギャラリートーク
郷土館ミューズでは、令和3年12月11日(土)から令和4年2月13日(日)までの会期で展覧会「ネイチャーフォト展 ミューズ天体講師が撮った宇宙と大地」を開催しました。天体講師の細谷正夫先生が撮影した天文写真や国内外の自然現象など多彩な写真作品を、鉱物のコレクションや関連資料とともに紹介しました。会期中は、細谷先生のギャラリートークを開催し、多くの人が展示解説や撮影のエピソードを楽しみました。
展覧会の詳細はこちらをクリックしてください →ネイチャーフォト展バナー


【天体講座・天体情報】1月8日(土)「シリウスの伴星を見よう」を開催&お正月の星空

令和4年最初の天体観望を開催しました。肉眼では1つの恒星に見えるシリウスですが、実際にはシリウスAと呼ばれる主星と、シリウスBと呼ばれる白色矮星から成る連星です。今回は好天となり、シリウスのまわりを公転する星(シリウスの伴星)の観察に挑戦しましたが、残念ながら見ることが出来ませんでした。参加者の皆さんは夜空に輝く冬の星座を観察しました。
天体1月8日
〈お正月の星空〉
新年を迎え、今年もお正月から天体ショーがありました。1月4日には三大流星群のひとつ「しぶんぎ座流星群」の活動がピークとなり、流星が流れる様子を見ることが出来ました。また、1月5日の夕方の空では、木星、月、土星、水星が真っすぐに並んで輝いている様子が撮影されました。素晴らしい星空に出会えますよう、本年も郷土館ミューズをよろしくお願いいたします。[撮影:天体講師 細谷正夫氏]
2022しぶんぎ座流星群
しぶんぎ座流星群の流星と星の日周運動(1月4日筑西市)
夕空の月と惑星
夕空の月と惑星(1月5日筑西市)

【天体講座】12月11日(土)「半月と冬の星座を観察しよう」を開催
冬の空に輝く星々の観察会を開催しました。当日は、企画展「ネイチャーフォト展 ミューズ天体講師が撮った宇宙と大地」の初日で、観望会の前に天体講師・細谷先生のギャラリートークを行ないました。
天体12月11日1天体12月11日2
星の観測では、半月、木星、土星、金星が一直線に並ぶ様子を見ることが出来ました(左の写真)。また、出現時期となっている「ふたご座流星群」の観測にも挑戦しました。今年の天体観望は今回が最後、来年も素晴らしい星空に出会えることを祈っています。

【天体講座】11月27日(土)「季節の星座の観察ガイド」を開催
冬の季節が近づき、だいぶ寒くなってきました。寒さに負けず、素晴らしい星空を観察したいところです。今回は秋と冬の星座を観察しました。
天体11月27日1天体11月27日2
12月11日からはミューズの企画展「ネイチャーフォト展 ミューズ天体講師が撮った宇宙と大地」がはじまります。天体講師の細谷先生が撮影した宇宙や自然、世界中の素晴らしい風景の写真を展示紹介しますので、是非ご来場ください。

【天体情報】昼間の金星食を撮影(11月8日)
[撮影:天体講師 細谷正夫氏]
11月8日の13時30分から15時ごろ、月が金星を隠す「金星食」が起こり、その様子を郷土館ミューズで撮影しました。今回の金星食は中国・四国地方より東の地域で見られましたが、日本の広い範囲で金星食が起こるのは2012年8月14日以来、約9年ぶりとのことです。また、この日の夕方から宵には、南西の低空で細い月と金星が大接近している光景も見ることが出来ました。
金星食のはじまり
月の後ろを通過する金星が隠れ始める 13時46分撮影
金星食のおわり
月の明るい側から再び現れた金星 14時42分撮影
月と金星
大接近した月齢3.3の月と金星

【天体講座】10月30日(土)「秋の星座と惑星たちを観察しよう」を開催
夏の間、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため再び中止となっていたミューズの天体観望ですが、久しぶりの観望会を開催しました。
1030天体講座11030天体講座2
夕方から上空に薄い雲が出てきましたが、夜空に輝く季節の星々を観察することが出来ました。今回は、天体望遠鏡にセンサーカメラを接続しパソコン画面で見る方法でも観察を行い、撮影された画像を見た皆さんは鮮明な写真に驚きの声を上げていました。

【天体講座】7月24日(土)「真夏の満月と土星の接近を観察しよう」を開催
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止となっていたミューズの天体観望ですが、感染防止対策を実施したうえで開催することとなりました。
R37月天体01R37月天体02
この日は夕方から雲が多くなり、観測条件は良くありませんでした。雲の間に見える星をさがしての天体観望となりましたが、参加した皆さんは講師の先生に熱心に質問をするなどして夏の夜空を楽しんでいました。

【天体情報】季節の夜空から
[撮影:天体講師 細谷正夫氏]
天体ドームと夜空
郷土館ミューズの天体ドームと冬の大三角
天体ドームと夜空の写真です。画像の中央には、オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンの3つの一等星が形づくる「冬の大三角」が写っています。
プレセペ星団
プレセペ星団
プレセペ星団は、かに座にある散開星団です。肉眼でも微かに星雲状に見える大星団です。大口径の望遠鏡で観測すると数百個の恒星が存在することが分かります。
月面X
月面X(2月19日撮影)
月の明暗の境に文字のような陰影が浮かび上がる現象です。太陽光が月面の山脈などを照らすことで文字が現れ、「X」だけでなく「L」「O」「V」「E」などの文字が現れることもあります。
地球照
月齢4の月(3月17日撮影)
三日月の頃、注意深く観察すると月の影の部分がうっすらと見えることがあります。この現象を「地球照」といい、太陽の光を地球が反射し、その照り返しが月の夜の部分を照らしています。


☆彡 令和2年度の天体観望 ☆彡

【天体情報】月と火星と天王星の共演(1月21日)
月と火星と天王星
[撮影:天体講師 細谷正夫氏]

1月21日、上弦の月と火星が接近し、西の夜空で輝く様子を見ることが出来ました。また、この日は天王星が火星近くで輝いており、3つの惑星が共演する様子が撮影されました。

【天体情報】国際宇宙ステーションの軌跡(1月19日撮影)
宇宙ステーションの軌跡
[撮影:天体講師 細谷正夫氏]
国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された巨大な有人実験施設で、日本も実験棟「きぼう」を開発し参加しています。国際宇宙ステーションは、1周約90分というスピードで地球の周りを回っており、条件がそろえば上空を通過する様子を肉眼で見ることが出来ます。位置や見え方は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)のホームページなどで確認することができますので、皆さんも観察に挑戦してみてください。

【天体情報】木星と土星の大接近と月面の「LOVE」(12月下旬)
木星と土星の接近1218
《12月18日》土星(左)と木星
木星と土星の接近1220
《12月20日》土星(上)と木星。木星の衛星も見える
木星と土星の接近1222
《12月22日》木星(左)と土星
[撮影:天体講師 細谷正夫氏(3枚とも)]
2020年の年の瀬、12月中旬から下旬ごろにかけて、夕方から宵の南西の低空で、木星と土星が大接近して見える様子が観察できました。2つの惑星は12月21日ごろ最接近し、約0.1度(満月の見かけ直径の約2割)まで近づく超大接近となりました。これほどの大接近は約400年ぶりという貴重な現象で、次回は2080年に見ることができるそうです。
月面LOVE
《月面「LOVE」》
[撮影:天体講師 細谷正夫氏]
また、12月22日には、月の表面に「LOVE」のアルファベット4文字が映っているように見える様子が撮影されました。月面にはクレーターや山脈、谷などさまざま地形がありますが、太陽光の角度や地形など、光と影の条件がうまく合うと文字が浮かんで見えることがあります。月面の文字は、年数回見ることが出来ますので、天体望遠鏡をお持ちの方は観察に挑戦してみてください。

【天体情報】冬の夜空を流れるふたご座流星群(12月13日)
2020ふたご座流星群
[撮影:天体講師 細谷正夫氏]
12月13日の夜から14日明け方にかけて「ふたご座流星群」が出現のピーク(極大)を迎えました。ふたご座流星群は、12月中旬に見られる流星群で、ふたご座近くの「放射点」から、四方八方に飛び出すように流星が流れます。今年は15日が新月となるので、月明かりの影響がない好条件で流星群を見ることがきました。年明け1月3日から4日には、しぶんぎ座流星群が極大を迎えますので、寒さ対策ともにコロナ対策を万全にして観察をしてみてください。

【天体情報】細い月と木星、土星が接近(11月19日)
201119月木星土星接近
《月、木星、土星の接近》
※月の欠けて暗くなっている部分が、地球に反射した太陽光に照らされて、うっすらと見える(地球照)
201119南天の夜空
《3惑星が接近したころの南天の星空》
[撮影:天体講師 細谷正夫氏(2枚とも)]
11月19日、よく晴れた夜空で、細い月と木星と土星が接近して輝く様子が撮影されました。月は大変明るい天体ですが、姿が細いほど惑星の明るさが際立ち、共演する星々のとても美しい眺めを楽しむことが出来ます。木星と土星は、これから12月下旬にかけてさらに近づいていきます。2つの惑星は日の入り後、南西の低空で輝き、12月17日に月と近づき、12月22日に最接近します。


【天体情報】2020年最小の満月と最大の満月

2020最大最小の満月
[撮影:天体講師 細谷正夫氏]

10月31日、10月2回目の満月(月齢14.8)が夜空に昇りました。この日は、2020年で地球から最も遠い満月で、距離は約40万6000キロメートル、視直径(天体の見かけの大きさ)は29分25秒角、1年で最小の満月「ミニマムムーン」でした。また、1年で最大の月を「スーパームーン」と呼びますが、2020年は4月8日が地球に最も近い満月(月齢15.1)で、距離は約35万7000キロメートル、視直径は33分27秒角でした。最小の満月と最大の満月では、視直径が約14パーセント大きく、約30パーセント明るく見えます。比較なしに月を眺めても大きさの変化に気づくのは難しいのですが、写真のように二つの月を並べて比較すれば大きさの違いがよく分かります。

【天体情報】ミューズの天体望遠鏡で撮影した星の世界
コロナウイルス感染症防止のため現在、郷土館ミューズの天体観望を中止しています。天体の世界に触れる機会が提供できない状況にありますが、この度、天体講師の先生がミューズの天体望遠鏡で夜空に輝く星を撮影してくださいましたので、ご紹介します。
[撮影:天体講師 細谷正夫氏 撮影日:2020年10月20日]

10月20日月
《月》
月齢3.5 地球からの距離38万7100キロメートル (10月20日撮影時)
10月20日火星
《火星》
-2.5等 地球からの距離6207万キロメートル (10月20日撮影時)
火星は現在、地球に最接近していて(最接近10月6日)、夜空に赤く輝いています。天体望遠鏡では火星の模様を見ることが出来ました。
10月20日木星
《木星》
-2.2等 地球からの距離7.74億キロメートル (10月20日撮影時)
木星は太陽系最大の惑星です。表面の美しい縞模様で知られています。よくみると巨大な台風である「大赤斑」が写っています。
10月20日土星
《土星》
0.5等 地球からの距離14.97億キロメートル (10月20日撮影時)
惑星を取り囲むリング(輪)を持つ土星は、太陽系で2番目に大きな惑星です。画像では土星の影がリングに落ちている様子を見ることが出来ます。
10月20日リング星雲
《こと座リング星雲》
9等星 地球からの距離2,300光年
リング状の特徴的な姿をしており、惑星状星雲の中では最も有名な天体の一つで、「環状星雲」「ドーナツ星雲」の別名があります。
10月20日wwスター
《こと座ダブル・ダブル・スター》
4等 地球からの距離160光年
4等と5等の星からなる二重星ですが、各々の星が「二重の二重星」となっていることからダブル・ダブル・スターと呼ばれています。


【天体情報】夜空に輝く中秋の名月(10月1日)
2020中秋の名月
[撮影:天体講師 細谷正夫氏]
10月1日(木)、全国的に好天に恵まれ、日本各地で美しい丸い月を見ることが出来ました。中秋の名月は、旧暦8月15日の夜に見える月のことです。この時期は、夏に比べて大気中の水蒸気が少なくなり、月がくっきり見えやすいとされています。今年の中秋の名月は10月1日で、満月は翌2日でした。さらに10月31日は10月2回目の満月となります。31日の満月は、今年、地球から最も遠い満月(最小の満月)です。

【天体情報】火星が地球に最接近しています(2020年)

地球と火星の軌道
[画像:国立天文台 天文情報センター]
2020年10月6日(火)、約2年2か月ぶりに火星と地球が最接近します。今回は、約6210万kmまで近づく“準”大接近で、火星が特に明るく、大きくなり、観察の大チャンスとなります。皆さんも、夜空に輝く火星を探したり、天体望遠鏡をお持ちの方は観察に挑戦してみてください。


【天体情報】梅雨の夜空に尾を引くネオワイズ彗星を撮影(7月19日)
ネオワイズ水星
[撮影:天体講師 細谷正夫氏 ※画像は明るく加工しています]
見頃を迎えたネオワイズ彗星が梅雨の晴れ間にその姿を見せ、尾を引く様子が撮影されました。ネオワイズ彗星は、2020年3月にNASAの観測衛星によって発見された新彗星です。発見当初は17等級の明るさでしたが、4月頃から急激に光度が上がり、太陽に近づいた7月上旬には、1等級の明るさで観測されていました。7月15日前後からは、夕方の北西の空に日没後に姿を見せるようになり、彗星はこの後、ゆっくりと暗くなっていくと予想されます(7月18日現在、約3等級で観測)。次回地球に近づくのは5000年以上先という宇宙からの来訪者を、皆さんも夜空に探してみてください。


【天体情報】部分日食を観察しよう(6月21日夕方)
6月21日日食解説図
 [解説画像]国立天文台ホームページより
6月21日(日)、夏至の日の夕方、日本全国で部分日食が起こります。日食とは、月が太陽の前を横切るため、月によって太陽の一部または全部が隠される現象です。今回、アフリカからアジアにかけて一部の地域では金環食が起こりますが、日本では部分食となります。
日食が見られる時刻は地域によって異なりますが、東京では16時11分ごろに食が始まり、17時10分頃に欠け具合が最大になり、18時3分頃に終わります。日本では南西の地域ほど最大食分が大きくなり、東京では36%程度が欠けて見えます。
太陽を直接肉眼で見ると最悪の場合は失明する危険性があります。日食グラスなど専用の観察器具を正しく使って、安全な方法で観察しましょう。梅雨の時期ですので、晴天となることを祈りながら、また、新型コロナウイルス感染症予防に密を避けて皆さんで観察してみてください。
※郷土館ミューズで予定していた観察会は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、開催中止となりました。

【天体情報】神々のトライアングル~月・水星・金星が描く三角形~(5月24日)

月水星金星の接近
[撮影:天体講師 細谷正夫氏]
5月24日の夕方、西北西の低空で月齢2の細い月と水星、金星が接近する様子を見ることができました。5月下旬ごろの水星と金星は夕方の西の低い空で共に輝き、5月22日には最も接近しました。さらに24日には幻想的な細い月が近づき、3つの天体は整った三角形の位置で輝きました。ギリシャ神話では月がアルテミス、水星がヘルメス、金星がアプロディテという神々の星とされています。まさに星々の輝きが描く神々の共演といえるでしょう。

【天体情報】プレアデス星団に最接近した金星(4月4日)
プレアデス星団に最接近した金星
[撮影:天体講師 細谷正夫氏]
現在、夕方の西の空には、金星が明るく輝いています。金星はおうし座附近で輝いていますが、4月3日から4日に、おうし座のプレアデス星団に最接近しました。プレアデス星団は誕生したばかりの若い星が青白く輝き、肉眼でも6から7個見ることができます。プレアデス星団に接近した金星は、星団に現われた超新星のように金色の輝きを放っています。この後、金星は徐々に出現する高度が下がっていきますが、その光度は増してゆき、4月28日には最大光度(-4.5等)をむかえます。この春、金星は「宵の明星」として夕方の西空にその存在感を示してくれるでしょう。


☆彡 令和元年度の天体観望 ☆彡

【天体講座】1月25日(土)「冬の星座を観察しよう」を開催

20年1月天体120年1月天体2
令和2年最初の天体観望を開催しました。雲が多い空模様ながら、たくさんの参加者が集まってくれました。

まずはロビーで天体講座を開催し、その後天体観測ドームに移動して星空の観察を行いました。参加者は、雲の切れ間から星を観察することができたそうです。

【天体情報】暗くなったオリオン座のベテルギウス
オリオン座の比較
オリオン座のベテルギウスは、オリオンの右肩にある赤い星です。質量は太陽の10倍以上ありますが、寿命は約1千万年程度と短く、もうすぐ超新星爆発を起こすと考えられています。ベテルギウスは2019年秋ごろから暗くなっており、50年ぶりの暗さで、爆発の前兆ではと話題になっています。もっとも、ベテルギウスは星の明るさが周期的に変わる変光星で、爆発する時期はまだ先のようです。爆発すれば天の川銀河で約400年ぶりの超新星で、月ほど明るく輝く様子が見られるかもしれません。 〈撮影:天体講師 細谷正夫氏〉

【天体講座】12月14日(土)「ふたご座流星群の観察会」を開催
12月の夜空を彩る「ふたご座流星群」は、三大流星群の一つに数えられ、冬の風物詩といえる天体イベントです。今年は14日夜が出現のピークとなり、流星群の観察会を開催しました。
191214天体01191214天体02
この日、天気は快晴で風もほとんどなく、素晴らしい観測日和でしたが、今年のふたご座流星群は流星が流れ出す放射点の近くに明るい月があり、観察条件は良くありません。そこで月が昇ってくるまでは流星の観察にチャレンジし、その後は天体望遠鏡で月面や季節の天体を観察しました。難しい条件ながら参加者の皆さんは、夜空を流れる星を発見し、その度に大きな歓声をあげていました。

【天体講座】11月9日(土)「明るい月とくじら座のミラを楽しもう」を開催
今回の天体観望会は、時期によって明るさが変わる珍しい星・ミラの観察会です。当日はよく晴れた空模様で、夜空には月が明るく輝き、いろいろな星を観察することが出来ました。
天体観望11月01天体観望11月02
ミラは変光星と呼ばれる星で、332日ほどの周期で、10等級から3等級くらいまで明るさが変化します。時には2等級ほどで輝くこともあるそうです。

【天体講座】10月26日(土)「天王星を観察しよう」を開催
今回の天体観望会は、初め雲の多い空模様だったため、ロビーでの天体講座でスタートしました。講師の先生が宇宙の不思議や天体望遠鏡のしくみを楽しく解説しました。
10月26日天体0110月26日天体02
その後、天候が回復し、天体観測ドームで星の観察を行いました。天体観測室からは当日、土浦市で開催されていた花火大会の花火も見ることが出来ました。

【天体講座】9月14日(土)「今年一番小さな満月を見よう」を開催
今年の中秋の名月は9月13日でした。9月の満月はその翌日の14日で、今年一番小さく見える満月でした。
R019月天体01R019月天体02
観察会が始まった頃は雲の多い空模様でしたが、その後天候が回復し、秋の夜空に輝く素晴らしい月を観察することが出来ました。
2019満月大きさ比較
2019年の最大の満月と最小の満月の比較【撮影、作成:天体講師 細谷正夫氏】

【天体講座】8月24日(土)「天の川の観察に挑戦しよう」を開催
夏休みももうすぐ終わりです。夏休み最後の観望会は、前回に引き続き天の川の観察がテーマでしたが、雲の多い空模様での開催となりました。
R018月24日天体01R018月24日天体02
最初はロビーでテレビ画面を使っての天体講座です。先生が出題する天体クイズを楽しみながら天候の回復を待ちました。その後、天体観測ドームに移動すると、雲の切れ間から星が見え、天体望遠鏡でいろいろな星々を観察することが出来ました。


【天体講座】8月1日(木)「夏の星座と天の川の観察ガイド」を開催

今回の天体観望は、夏休みに入って最初に開催した天体観望です。今年は梅雨がなかなか明けず、観測会も中止が続きましたが、今回は夏本番となっての開催となりました。
R1年8月1日天体観望1R1年8月1日天体観望2
夏休みとあって親子連れやグループなど子ども達がたくさん参加してくれました。今回はやや薄い雲があって天の川は見られませんでしたが、次回の8月24日(土)の回でも天の川の観察に挑戦します。

【天体講座】5月11日(土)「月と春の星座を見よう」を開催
今回の天体観望は、今年度最初の天体観望であるとともに、元号が令和となって初めての開催です。
当日は好天に恵まれ、たくさんの方が春の夜空に輝く星々を楽しみました。
010511天体01010511天体02
写真は、ミューズの天体望遠鏡で撮影した月の画像です。今年もミューズの天体観望で素敵な星空に出合えますように、皆さんのご参加をお待ちしています。


☆彡彡 平成30年度の天体観望 ☆彡


【天体講座】2月23日(土)「南天の一等星カノープスを見よう」を開催
今年度最後の天体観望は、南天の1等星カノープスの観察に挑戦しました。
当日はミューズまつりが開催され、昼間は太陽観望を実施し講師の先生が解説をおこないました。夕方からの天体観望にもたくさんの参加者が集まり、全天で2番目に明るい星の観察に挑戦しました。
190223天体観望1190223天体観望2
今回は南の低い空に雲があったため、カノープスを見ることはできませんでした。講師の先生は「関東地方ならば条件がそろえば観察できる。来年もチャレンジしたい」と話されていました。

【天体講座】1月6日(日)「部分日食を観察しよう」を開催
年が明けて新年最初の天体観望は、部分日食の観察会を臨時開催しました。日食は午前中に発生するため、開館時間より少し早い午前9時から観察会をスタートし、参加者の皆さんには、月に隠された太陽が徐々に欠けていく様子を観察していただきました。
H311月臨時天体01H311月臨時天体02
この日の午前中は晴れた空が広がる穏やかな陽気で、参加者は太陽グラスを使用し安全に日食を観察しました。また、フィルターを付けた天体望遠鏡には一眼レフカメラが設置され、天体講師の先生が液晶画面に映し出された太陽の様子を分かりやすく解説しました。
次回は、1月12日(土)に観察会を開催します。皆さんのご参加をお待ちしています。
2019部分日食
坂東郷土館ミューズで撮影した部分日食【撮影、作成:天体講師 細谷正夫氏】


【天体イベント】2018年の冬は、ふたご座流星群とウィルタネン彗星に注目!!年明け1月6日には部分日食も
季節が冬となり、夜の寒さも少しずつ厳しくなってきました。夜空を眺めるには、寒さに負けない準備と気持ちが必要ですが、今年の冬は観察しないともったいない天体イベントがあります。
「ふたご座流星群」は12月の定番の天体現象です。ふたご座流星群は、しぶんぎ座流星群(1月)、ペルセウス座流星群(8月)とともに三大流星群の一つとして知られています。今年は12月10日から18日にかけて活動し、12月14日が極大(活動がもっとも活発になる)になります。毎年安定して流星が出現し、1時間に30個以上流れる時もあります。
さらに、「ウィルタネン彗星」が太陽と地球に最接近し、明るさが増し観察の好機となるのが12月です。1948年に発見されたウィルタネン彗星は、周期5.4年で太陽に近づく周期彗星です。今回の彗星の軌道では、12月13日に太陽に最接近し(近日点通過)、12月17日に地球に最も接近します。地球との距離1160万kmの大接近となり、明るさも3等星程度になると予測されています。
また、年が明けて1月6日(日)の午前中には、部分日食が発生し、日本全国で観察することができます。北日本、東日本ほど大きく欠け、東京では8時43分ごろから日食がはじまり、10時6分ごろに食の最大を迎え4割程度が欠け、11時36分ごろに日食が終わります。
坂東郷土館ミューズでは、12月15日(土)にこの冬注目の天体イベント、流星群や彗星の観察を実施します。さらに年明け1月6日(日)の午前中には部分日食の観察会も開催します。

【天体講座】12月15日(土) 「ウィルタネン彗星と半月を見よう」を開催
12月となり、冬の寒さも厳しいものとなってきました。12月の夜空をにぎわす天体イベントと言えば「ふたご座流星群」です。また、現在、地球近くを通過する「ウィルタネン彗星」もその姿を観察することができます。
H3012月天体01H3012月天体02
寒さに負けず、今回もたくさんの方が観望会に参加し、季節の星々を観察しました。観望会前日が最も活動が活発だったふたご座流星群ですが、この日も流星が夜空を流れる様子を見ることができました。また、この日、ウィルタネン彗星は、プレアデス星団の近くにあり、ぼやっとしたダストを放出して輝く姿を天体望遠鏡で観察することができました。
ふたご座流星群とウィルタネン彗星
ふたご座群の流星とウィルタネン彗星(矢印)【撮影 天体講師 細谷正夫氏】
ウィルタネン彗星
ウィルタネン彗星【撮影 天体講師 細谷正夫氏】

【天体講座】11月10日(土) 「秋の星座を見よう」を開催
秋も終わりに近づき、夜の涼しさが感じられるようになってきました。前回の観望会は天候が悪化して中止となりましたが、今回は開催となり、秋の星座を見ようとたくさんの参加者に集まってもらいました。
H3011月天体01H3011月天体02
ところが、昼間は晴れていた空模様は、夕方に近づくにつれて雲が多くなり、始まる頃には小雨がぱらつく天気に。まずはロビーで講師の先生の楽しい天体講座をおこない、天候の回復を待って星の観察を実施しました。今回は、見ることができた星も限られましたが、次回、12月15日(土)は、ふたご座流星群やウィルタネン彗星など注目の天体現象のあるなかで観望会を開催します。皆さんのご参加をお待ちしています。

【天体講座】9月23日(日) 「中秋の名月を楽しもう」を開催
中秋の名月は、旧暦8月15日のお月様です。秋の美しい月を楽しむ風習は、日本の古くからの伝統です。
今回は、天候悪化が予測されたため、開催日を1日早めて23日に観望会を開催しました。
9月23日天体19月23日天体2
この時期、西の空に細く輝く金星が見られるため、時間を早めて観望会をスタートしました。
雲が多い天候で、明るく輝く月も雲から出たり隠れたりと、まさに「月に叢雲」といったところ。
それでも、月や金星、土星などを観望し、また宇宙ステーションが空を横切る様子を観察することができました。

【天体講座】8月25日(土) 「月と金星と夏の星座を見よう」を開催
夏休み期間最後の天体観望を開催しました。今年の夏は大変暑い日が続き、夏休みに開催した2回の天体観望は、日が沈んでも暑い中での開催になりましたが、今回の観望会は、周辺地域で雨雲が発生し、星空が見えにくい状態で観望会がはじまりました。
180825天体01180825天体02
今回もたくさんの参加者が集まってくれました。雨雲がぬけるまでは、ロビーで天体講座をおこないました。大型テレビには、天体の画像や最新の天文情報が映され、講師の先生がわかりやすく楽しい解説をしていただきました。一時間ほどして少しずつ晴れ間がみえるようになると、天体ドームやテラスで星空の観察をおこないました。参加した皆さんは、ときどき雲に邪魔されながらも、月や金星、木星、火星などを望遠鏡で観察することができました。

【天体講座】8月1日(水) 「15年ぶりの火星の大接近を見よう」を開催
今年は、火星が地球に15年ぶりに大接近し、夏の夜空にひときわ明るい姿を見せています。火星は、7月31日に地球に約5759万キロメートルまで最接近し、日本各地の公開天文台では火星の観察会が開催され、新聞やテレビで大きく報道されました。郷土館ミューズでも、大接近した火星の観察会を8月1日に開催しました。
20180801天体0120180801天体02
今年1番の天体ショーに60人以上の参加者が集まりました。天体ドームの望遠鏡だけでなく、テラスにも天体望遠鏡を設置し、参加の皆さんに順番に観察をしてもらいました。この日は、やや雲が多かったのですが、マイナス2.8等級の明るさで輝く火星や木星・土星などの星々を見ることができ、参加者は15年ぶりの天体ショーを十分に堪能した様子でした。
火星は、このあと少しずつ地球から遠ざかってゆきますが、観察の好機は9月ごろまで続きます。火星は2年2か月ごとに地球に最接近を繰り返しており、次回の最接近は2020年10月6日で、距離6,207万キロメートル、明るさはマイナス2.6等級あり、次回もとても見ごたえがあります。次に6000万キロメートル以下まで最接近するのは、2035年になるそうです。

【天体イベント】今年の夏は、15年ぶりの火星大接近に注目!!
2003年大接近した火星
 [2003年8月に撮影された火星 国立天文台HPより]
今年の夏は、金星、木星、土星、火星の4惑星を同時に見ることができる、とても珍しい星空が広がります。傾きによってリングが太く見えている土星や、夜空で明るく輝く木星、金星も見ごたえがありますが、特に注目が集まるのが火星の大接近です。
2018年7月31日、約2年2か月ぶりに火星と地球が最接近します。特に今年は、火星が約5760万kmまで近づき、2003年以来の大接近となります。
火星は、地球との位置関係(距離)によって明るさが大きく変わる惑星ですが、4月下旬から11月下旬までの半年以上にもわたってマイナス等級で(いわゆる1等星よりも明るく)輝きます。最接近する7月31日ころには、マイナス2.8等級となり、木星よりも明るくなるのです。
今年の夏から秋にかけて、最接近した火星はとてもよく目立ち、また特徴的な赤い色も目印となるので、簡単に見つけることができます。天体望遠鏡で表面の模様を観察する好機でもあります。皆さんも、15年ぶりの火星大接近を楽しんでみませんか。

【天体講座】7月21日(土) 「月と火星と土星を見よう」を開催
今年の夏、15年ぶりに地球に大接近する火星が天体ファンの間で話題になっています。さらに現在、金星、木星、土星、火星の4惑星が夜空で輝く、今しか見ることができない珍しい星空が広がっています。
今年の夏は連日高温が続き、夕方になってもなかなか温度が下がりません。参加する方には、体調管理に気を付けてもらいながら、天体観望を楽しんでいただきました。
H3007天体観望01H3007天体観望02
日が沈んだころには、西の空に金星が輝き、月の近くには木星も光っています。観望会を続けていると、少しずつ雲が出てきましたが、北の空を移動してゆく国際宇宙ステーションを見たり、天体望遠鏡で土星のリングの観察を行いました。そして今年の夏の主役・火星が空に昇ってきますが、雲に邪魔されて見ることができません。天体望遠鏡で他の星々を観察しつつ雲が晴れるのと待っていると、参加者の願いが通じたのか、最後に赤く輝く火星を観察することができました。
火星が地球に最も接近するのは7月31日で、郷土館ミューズでは8月1日(水)に観望会を開催します。皆さんのご参加をお待ちしています。

【コラム】月面に現れた「V」「X」「L」(2018年5月22日撮影)
20180522月面月面文字 
 
[文字が現れた月面(左)と拡大画像(上から「V」「X」「L」)〈撮影:天体講師 細谷正夫氏〉]
2018年5月22日、月面を覆うクレーターの中に「V」「X」「L」の3文字が現れる現象が撮影されました。
月面に文字が現れる現象は、クレーターの縁などに太陽光が斜めから当たり、表面の地形が文字のように浮かび上がって見えるもので、この月面のアルファベット探しは、近年天文ファンの間で話題になっています。
月面に現れる文字を見るチャンスは年に数回あり、肉眼で見ることはできませんが、市販の天体望遠鏡を使えば家庭でも観測することができます。


【天体講座】5月12日(土) 「春の星座と木星を見よう」を開催
今回の観望会は、春の星座とともに、地球との距離が近くなり、大きく明るく見えている木星を観測しました。この日は、薄曇りで星空が見えるか危ぶまれましたが、夕方以降は雲も少なくなり、観測会の時間帯はさまざまな天体を観察することが出来ました。
天体18年5月01天体18年5月02
西の空に輝く金星(写真 左)や季節の星座を観望したほか、見ごろとなっている木星も観察しました。木星に天体望遠鏡を合わせると、表面の縞模様や周囲を回る衛星を見ることができました。
今年の夏は、金星、木星、土星、火星が同時に見える夜空が広がり、火星が15年ぶりに地球に大接近するなど、天体イベントが盛りだくさんです。夏休みに天体観望会を3回開催しますので、皆さんご参加ください。

 【天体講座】4月28日(土)「満月前の月と木星を見よう」を開催
平成30年度最初の天体観望は、満月間近の月と木星の観察会です。
この日は、晴天で日中から気温が上がり、夜になっても雲一つない空が広がるという、素晴らしいコンディションの中で観察会を開催することが出来ました。
天体300428-1天体300428-2
今年度第1回となる今回も、ミューズの天体観望を楽しもうとたくさんの参加者に集まっていただきました。
2日後に満月になる月は、天体望遠鏡や双眼鏡で観測すると眩しいくらいの輝きと放ち、参加者を驚かせていました。また、木星を観測すると、表面の縞模様や周囲を回る衛星を見ることができました。
天体300428-3天体300428-4
今年も、15年ぶりの火星大接近やウィルタネン彗星の接近など、注目の天体現象がたくさんあります。
季節や天体イベントに合わせて観察会を開催しますので、皆さんのご参加をお待ちしています。



☆彡 平成29年度の天体観望 ☆彡

【天体講座】2月24日(土)「冬から春の星座と月を観察しよう」を開催
今年度最後の天体観望を開催しました。
当日は、ミューズまつりが開催され、昼間の太陽観望でも講師の先生が解説をおこなってくださいました。
0224太陽観望
太陽を天体望遠鏡で観察すると、表面から噴き出したプロミネンスの様子を見ることができました。
0224太陽表面
 [太陽表面から噴き出すプロミネンス〈撮影:天体講師 岡村典夫氏〉]
夕方からは、夜の観望会を開催し、季節の星座や月の観察をおこないました。
0224天体観望010224天体観望02
この日の天候は、上空に雲が無く、美しい半月を観察することができました。また、地平線ぎりぎりにのぼる南天の一等星・カノープスの観察にも挑戦しましたが、低空の雲に阻まれて見ることができませんでした。
0224月面
 [天体望遠鏡で撮影した月面のクレーター〈撮影:天体講師 細谷正夫氏〉]
平成29年度の天体観望は今回が最終回です。次回・平成30年度の天体観望は、4月28日「満月前の月と木星を見よう」から始まります。皆さんのご参加をお待ちしています。

【コラム】幻想的な赤い満月 ~真冬の空に皆既月食~
1月31日(水)の夜、満月が地球の影に入り、暗く赤っぽく変色する皆既月食が日本各地で観測されました。当日は雲が広がるという予報もありましたが、天候に恵まれ月食の様子を見ることが出来ました。
0131皆既月食
 [赤銅色の満月〈撮影:天体講師 岡村典夫氏〉]
今回の月食は、20時48分から満月が欠け始め、24時12分に再び元の姿に戻るまで、3時間以上にわたりました。さらに、月全体が地球の影に入る皆既食が21時51分から23時8分まで1時間以上続き、この間は皆既月食の見どころである「赤銅色の満月」を楽しむことができました。
また、1月31日の満月は1月2日に続くひと月で2回目の満月でした。1か月で2回満月が起こると、2回目の満月を「ブルームーン」と呼ぶことがあります(学術用語ではなく、俗称。実際に月が青く見えるわけではありません)。今回の月食は、「皆既月食で赤道色の満月」と「ひと月で2回目の満月」が重なった大変めずらしい天体現象でした。
皆既月食2018
 [皆既月食の経過(2018年1月31日) 〈撮影:天体講師 細谷正夫氏〉]

【天体講座】1月13日(土)「冬の星団・星雲を見よう」を開催
年が明けて最初の天体観望を開催しました。日本各地に大雪を降らせた強力な寒波が到来し、大変寒い中での観望会となりましたが、天候は安定して素晴らしい星空の下で観察会を開催することが出来ました。
天体観望1月13日03天体観望1月13日01
参加者の皆さんは、夜空に輝く冬の星々を天体望遠鏡やテラスに出て肉眼で観察しました。新しい星が誕生しつつある散開星団プレアデス(すばる)や輝きの強さを増した変光星ミラ、活動を終えようとしているエスキモー星雲など様々な星々を天体観望を使って観察し、星の一生を体感しました。
オリオン大星雲H030113
観望会当日、ミューズの天体望遠鏡で撮影したオリオン大星雲です。〈撮影:天体講師 細谷正夫氏〉
冬の夜空には1等星が数多く輝き、星々を結ぶと「冬の大三角」や「冬の六角形」を見ることができます。皆さんも新年に新しい気持ちで、星空を眺めてみませんか。


【天体講座】12月10日(日)「ふたご座流星群の観察ガイド」を開催
大変寒い季節になってきましたが、冬の夜空は明るい星が多く、天候も安定して、空を見上げれば美しい星々を見ることができます。
今回の天体観望は、冬の夜空を彩る「ふたご座流星群」の観察と解説、そして天体望遠鏡を使って夜空に輝く星々の観察をおこないました。
天体12月10日01天体12月10日02
当日は、やや薄雲のかかった天気でしたが、夜空を見上げての流星群の観察をおこないました。また、天体望遠鏡を使った観察では、冬の空に輝く恒星や星団を見ることもできました。
今年のふたご座流星群の活動は12月14日頃に一番活発になると予想されています。暖かい服装で流星観測を楽しんでください。

【天体講座】9月30日(土)「秋の月と土星を観察しよう」を開催
秋の夜空を彩る「中秋の名月(十五夜)」は、旧暦8月15日のお月様です。
今回の観察会では、もうすぐ迎える十五夜に合わせて、秋の名月の解説や星空の観察をおこないました。
天体9月02天体9月01
今年のカレンダーで十五夜は10月4日ですが、実際に満月が見られるのは10月6日になります。
ミューズの天体望遠鏡で満月前の月の様子を撮影しました。
月齢10の月

〈撮影:天体講師 細谷正夫氏〉
今後、夏から秋、そして冬へと季節が移り変わり、星空も素晴らしい姿を見せてくれることでしょう。
天体観望への皆様のご参加お待ちしております。


【天体講座】8月26日(土)「三日月と夏の星座の観察ガイド」を開催
今年の夏は天候が不順で、観望会はここ数回中止が続いてきました。今回も、空に雲がかかる天気でしたが、久々の開催とあって多くの方に参加していただきました。
天体観望8月26日01天体観望8月26日02
最初はロビーで、8月21日(現地時間)にアメリカで観測された皆既日食の解説を行いました。大型テレビには、講師の先生が現地で撮影した皆既日食の画像が映され、北アメリカ大陸を横断した世紀の天体ショーの現地報告や日食が発生する理由などを楽しく解説してもらいました。参加者には皆既日食を撮影した写真もプレゼントされました。また、天体ドームでは、雲の切れ間から現れた土星や季節の星々の観察を行いました。

【天体講座】4月29日(土)「三日月と木星を見よう」を開催
平成29年度最初の天体観望は、春の夜空に輝く三日月と木星の観察会です。この日は夕方から天候が悪化し、一時的に雷雨となりましたが、始まる頃には雨雲が抜けると判断し、観察会を実施しました。
H29_4月天体02H29_4月天体03
美しい夜空が見られると信じて、たくさんの参加者が集まってくれました。初めは雲が残った夜空に星を探すのに苦労しましたが、時間と共に雲がなくなり、素晴らしい星空を見ることができました。参加した皆さんは、三日月や明るく輝く木星、春の夜空を彩る星々を天体望遠鏡で観察し、その美しさに感動していました。


彡 平成28年度の天体観望 ☆彡

【天体講座】2月25日(土)「宵の明星と冬の星雲・星団を見よう」を開催
この時期、日没頃の西の空を見るととても明るく輝く星があります。「宵の明星」とよばれる金星です。今回は冬の星空を彩る金星や星雲・星団を観察する観望会です。
当日は、ミューズまつりが開催され、昼間の太陽観望でも講師の先生が解説をおこなってくださいました。太陽表面の観察だけでなく、昼間の空に輝く金星の観察もおこないました。
H28ミューズまつり太陽観望
夕方から少しずつ雲が出始め、夜からの観望会は雲の多いあいにくの夜空となりました。
それでも集まったたくさんの参加者は、雲の切れ間から見える星々を観察し、冬の夜空を楽しみました。
また、地平線ぎりぎりにのぼる南天の一等星・カノープスの観察にも挑戦しましたが、雲に阻まれて見ることができませんでした。
H28ミューズまつり天体観望H28ミューズまつり天体観望2
平成28年度の天体観望は今回が最終回です。次回・平成29年度の天体観望は、4月29日「三日月と木星を見よう」から始まります。皆さんのご参加をお待ちしています。

【コラム】“真っ赤な満月”(平成29年1月12日撮影)
筑波山と満月赤い満月
郷土館ミューズの天体観測テラスから筑波山の方に目を向けると、真っ赤な満月が薄暗くなり始めた空に浮かんでいました。
みなさん、なぜ月が赤く見えるか知っていますか?それは、大気の影響による現象で、朝日や夕日が赤く見えるのと同じ理由です。
大気は透明に見えますが、長い距離を考えると水蒸気や塵などの影響により月の光は減光されます。地平線(水平線)近くに月があるときは、より厚い大気の中を月の光が通過することになります。すると、青い光は届きにくく、光の中で波長が長い赤い光だけが私達の目に届くことにより、月が赤く見えるのです。


【天体講座】12月10日(土)「ふたご座流星群の観察ガイド」を開催
冬の空にたくさんの流星が流れる「ふたご座流星群」の観察説明会をおこないました。
当日は風が強かったため、屋上テラスでの観測や解説は簡単におこない、天体観測ドームで星空の観察会となりました。
天体12月10日2天体12月10日1

参加した皆さんは、天体望遠鏡で星々を観察し、スマートフォンで月を撮影するなどして観測会を楽しみました。
ふたご座流星群の一般的な出現時期は、12月4日~12月17日頃で、今年は、12月13日夜~14日早朝に出現のピークを迎えます。
流星群を見ようという方は、大変寒い季節ですので、寒さ対策をしっかりおこなって観察してください。

【天体講座】11月12日(土) 「大きな月を見よう」を開催
一年で一番大きく見える満月を「スーパームーン」と呼んでいます。今年は11月14日の満月がスーパームーンとなり、68年ぶりの大きさで見ることができます。
今回の天体観望は、満月の2日前に開催する大きな月の観察会。明るく輝く、大きなお月様の様子を観察しました。
天体11月12日1天体11月12日2
ここ数回、天候が悪く中止の回が続きましたが、久しぶりの開催となった今回はたくさんの方に参加していただきました。
観察会では肉眼で大きな月を観望したほか、天体望遠鏡を使用して視界いっぱいに広がる月の表面を観察しました。明るい月に焦点を合わせた天体望遠鏡を覗くと、レンズから漏れた月の光が覗こうとする人の顔を照らしているほどでした。
天体11月12日3
写真は当日の月を撮影したものです(月齢12.4)。
11月14日は、日本の一部の地域を除いて雲が広がり満月を見ることは出来ませんでした。この後も少しずつ欠けていく大きなお月様が夜空に昇ります。皆さんも、ぜひ月の様子をご覧になって下さい

【ギャラリー展】「宇宙展~太陽系惑星から深宇宙まで~」を開催

会期 平成28年7月9日(土)~9月4日(日)
会場 郷土館ミューズ ロビー
宇宙展2天体展 観覧者  
美しい宇宙の世界を紹介した展示を行ないました。
太陽系の惑星や月の満ち欠けについての解説や、流星・銀河などのパネルも展示しました。


【天体講座】5月28日(土) 「火星の接近を楽しもう」を開催

今年は2年2か月ぶりに火星が地球に接近しています。
火星が地球に一番近付くのは5月31日(火)ですが、その直前に天体講座を開催し明るく輝く火星の様子を観察しました。
天体5月01天体5月02
今回は天体望遠鏡を使用し大きく見える火星を観察したほか、望遠鏡に接続したビデオカメラで動画撮影して表面の模様も観察・解説しました。さらに、木星や土星などの星々の観察も行ないました。皆さんも、夜空にひときわ明るく輝いている火星と星々の競演を眺めてみませんか。

【天体講座】4月23日(土) 「小さな満月と木星を見よう」を開催
平成28年度、最初の天体観望は、一年で一番小さくみえる満月と木星の観察がテーマでした。
当日は午後から雲が広がり始め、星が見づらいあいにくの空模様となりました。
それでも参加してくださった皆さんには、講師の先生が宇宙の不思議や季節の星座についてたのしい天体講座を行なってくださいました。
天体4月01天体4月02
天体望遠鏡で星空観察にも挑戦しましたが、残念、雲に隠れてみることができませんでした。
次回の観察会は、星空が広がると夜空になるといいですね。


☆彡 平成27年度の天体観望 ☆彡

【天体講座】2月27日(土) 「月と木星のランデブーを見よう」を開催
平成27年度、最後の天体観望は、月と木星を観察がテーマでした。
講師の先生の楽しい解説とともに、天体望遠鏡で輝く星々を観察しました。
天体観望280227-1天体観望280227-2
月や木星は、同じ太陽系に属する天体ですが、まだまだ知られていないことがいっぱいです。郷土館ミューズの天体観望で宇宙の不思議に迫ってみませんか。
来年度の天体観望は4月23日(土)に開催します。申し込みをお待ちしています。

【天体講座】10月3日(土) 「夏から秋の星座と天王星を観察しよう」を開催
暑かった夏から涼しい秋へと季節が変わるように、夜空にならぶ星々も季節に合わせて変わってゆきます。
今回の観察会は、季節の移り替わるこの時期だからこそ同時に見られる夏と秋の星座、そして天王星の観察を行ないました。
天体10月01天体10月02
秋の星座には、ペガサス座やアンドロメダ座などよく知られた星座があります。みなさん、どの星かわかりますか。
また、ミューズ5階に設置されている天体望遠鏡では、天王星や遠く離れた星々を観察しました。青い色をした天王星の姿、見えましたか。

【天体講座】8月11日(火)  「夏の星座とペルセウス座流星群の観察会」を開催
811天体1

ペルセウス座流星群は毎年安定して流星が出現し、流星ウオッチングは夏の風物詩となっています。
今回は夏の夜空を彩る星々と流星群の観察会でしたが、雲が多い空模様となり、まずはロビーの大型テレビに資料映像を映して天体講座を行いました。講師の先生には、流星群が出現する理由や上手な流星の観察方法などを、楽しい天文のエピソードを交えて解説していただきました。
811天体2
やがて、夜空には雲の晴れ間が広がり、ミューズの屋上テラスに移動して流星群の観察に挑戦しました。
流星群は、広い夜空に一瞬流れます。開けた場所で横になるなどして、広い視界で流星を観察すると良いそうです。
811天体3
また、天体望遠鏡では季節の星々や土星なども観察しました。
雲が晴れて、望遠鏡で美しい星が見えると、参加した皆さんも笑顔になっていました。
ペルセウス流星群は、夏の夜空の中を明るく輝いて流れる大流星群です。
今年は8月13日が極大(一番多く出現する時期)です。夏の思い出に、素晴らしい流星群と出会えるといいですね。

【天体講座】7月19日(日) 「月・金星・木星・の天体ショーを見よう」を開催

7月19日天体観望
夏休みの天体観望会第1弾は、細い月と金星、木星がならんで輝く様子を観察しました。
雲の多い空模様でしたが、西の空には晴れ間もあり、接近した月や金星が輝く様子が見られました。
また、当日は市内逆井地区前原行政区のお祭りや境町の花火大会があり、地上の花火と天空の星々の競演も楽しみました。
土星H270719
天体望遠鏡ではリングが大きく開いた土星を見ることも出来ました。


☆彡 平成26年度の天体観望 ☆彡

【天体講座】11月15日(土) しし座流星群と秋の星座の観察会
天体11月01天体11月02
秋の夜空を彩る「しし座流星群」の観察会を行いました。
ペガスス座やアンドロメダ座、ペルセウス座、カシオペヤ座など有名な星座が輝く秋の夜空の天体観望となりました。
近年は大規模な出現がない「しし座流星群」ですが、参加者の中には明るい流れ星を見た方もいらっしゃいました。
天体11月03
講師の先生がもっているのはタブレット端末です。天体の情報だけでなく、宇宙ステーションや人工衛星の位置情報も表示してくれます。

【天体講座】10月4日(土) 月の観測と皆既月食ガイド
天体10月
10月8日(水)、皆既月食が全国で観測されました。さしま郷土館ミューズでは、4日後におこる天体イベントを楽しく観察できるように、事前に観察説明会を開催しました。
皆既月食の経過
画像は坂東市で観察された皆既月食の経過です。(撮影:細谷正夫氏)
また、当日は、茨城県のインターネットテレビ「いばキラTV」が、さしま郷土館ミューズの天体観測ドームからWeb生放送を実施、パソコンなどを利用して多くの方が観察したということです。撮影された皆既月食の動画は、YouTubeで見ることができます。
 いばキラTV 皆既月食中継 Total Lunar Eclipse, Ibaraki, Japan(こちらをクリック) → 【YouTubeのページ】

【天体講座】8月2日(土) 本当の七夕(旧暦)に天の川は見えるか?!
天体8月01
伝統的な七夕(旧暦の7月7日)にあたるこの日に、天の川を見てみようという観察会を開催しました。
天体8月02
夏は夕方でもなかなか暗くなりませんが、暮れゆく空を眺めて一番星を探すのもまた楽しいものです。
天体8月03
大気の汚れや照明・街灯が増えたため、なかなか見えにくくなったという天の川。見ることはできたでしょうか?
天体8月04
天体観測ドームから赤い照明が漏れています。
参加者の皆さん、織姫と彦星の一年ぶりの再会に立ち会いえましたか?


☆彡 平成25年度の天体観望 ☆彡

【天体講座】11月30日(土) 彗星の観察 アイソン彗星を知ろう
天体観望01天体観望02
日本中の天文ファンが期待したアイソン彗星は、太陽に最接近した際に消滅してしまいました。
参加した皆さんには、彗星が消えた理由を解説したり、季節の星空を観察し、予定外の天体イベントを楽しんでもらいました。


【天体講座】8月10日(土) 夏の星座を観察しよう
天体8月1天体8月2
天体望遠鏡で星を見ると、肉眼で見た時と違った姿を見ることができます。
ミューズで星の世界をのぞいてみませんか?

土星
 土星を撮影しました。土星を囲むリングの様子がわかりますね。

【天体講座】7月20日(土) 夏の月と土星を観察しよう
天体7月2天体7月1
私たちに一番近く、親しみのある天体・月の観察会を開催しました。
見なれた月も、実は知らない事がいっぱいあります。
ミューズの観測会で楽しい解説を聞けばあなたも天文博士になれるかも!?


☆彡 平成24年度の天体観望 ☆彡

【特別観察会】パンスターズ彗星を見よう
パンスターズ01パンスターズ02
3月16日(土)、地球に近づくのは一度きりといわれるパンスターズ彗星の観察会をおこないました。
2013年は、さら明るく輝くアイソン彗星も11月にやってくる予定です。好条件で観察できると良いですね。


【天体講座】冬の星空観察会 ~スターウォッチング・ネットワーク~
スターウォッチング
1月12日(土)の観察会は、「スターウォッチング・ネットワーク」がテーマでした。
街灯やネオンサインなど私たちの生活で発生する光にさえぎられ、星空は年々見えにくくなっています。
星がどれだけ観察できるのかを全国一斉に調べる活動が「スターウォッチング・ネットワーク」で、年2回、夏と冬におこなわれます。
天の川が輝く美しい夜空を見たいですね。

【天体講座】海王星を見よう
天体観望
8月25日(土)、太陽系で一番外側にある海王星を天体望遠鏡で観察しました。
当日は、海王星のほか、月など様々な天体も観察しました。
写真はミューズの天体望遠鏡で撮影した上弦の月です。
(
平成24年8月25日(土)天体観望にて撮影)

【天体講座】ペルセウス座流星群を見よう
天体観望04
8月12日(日)に開催された天体観望は、夏の風物詩・ペルセウス座流星群の観察でした。
夏休み中ということもあり、たくさんの方々が市内外から参加されました。

天体観望01天体観望02
天体望遠鏡で遠くの星を観察を行い、季節の星空の解説をおこないました。
また、屋上テラスではシートに寝転がって夜空を駆け抜ける流星群を観察しました。

【特別観察会】金環日食観察会
金環日食01金環日食02
金環日食03金環日食
5月21日(月)日本中が注目した金環日食の観察会をミューズでも開催しました。
早朝からたくさんの人が集まり、世紀の天文ショーを楽しみました。
参加した皆さんには参加証明書も配付しました。

関連ファイルダウンロード

Get Adobe Acrobat Reader

PDFファイルをご覧いただくにはAdobe Acrobat Readerが必要です。
お持ちでない方は、左のボタンをクリックしてAdobe Acrobat Readerをダウンロード(無料)してください。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせ先は資料館です。

〒306-0502 茨城県坂東市山2726番地 

電話番号:0297-44-0055又は0280-88-8700

メールでのお問い合わせはこちら