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坂東郷土館ミューズ

ミューズ企画展「飯沼廻りの天神信仰」を開催しました

企画展「飯沼廻りの天神信仰」
『飯沼廻りの天神信仰チラシ表』の画像
飯沼耕地の周囲に分布する天満宮・天神社や地域にのこる伝統行事、伝承を展示し、坂東市周辺地域の天神信仰を紹介しました。
【再開について】新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため臨時休館しましたが、5月26日(火)より開館、会期を7月5日(日)まで延長しました。
【再開後の会期】 令和2年2月22日(土)~7月5日(日)
         ※当初は5月17日(日)まで
【会 場】 坂東市立資料館(坂東郷土館ミューズ)
【開館時間】平日 午前10時~午後6時30分/土日祝 午前10時~午後5時
      ※6月9日(火)より通常通りの開館時間
【休館日】 月曜日(祝日の場合はその翌日)、祝日の翌日
【入場料】 無料


【重要】坂東郷土館ミューズの施設再開のお知らせ
坂東郷土館ミューズは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、臨時休館としておりましたが、緊急事態宣言解除により5月26日(火)より開館いたします。
なお、入館・施設利用にあたっては、感染症拡大防止対策として、マスク着用、手指消毒、ソーシャルディスタンスの維持、長時間の滞在を避ける、来館者の氏名・連絡先の記入をお願いするとともに、咳や発熱等の症状がみられる方、体調のすぐれない方は入館をご遠慮ください。
利用者の皆様には、大変ご不便をおかけいたしますが、 ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
〈問い合わせ〉坂東郷土館ミューズ 0280-88-8700/0297-44-0055


【アクセスが向上しました】
首都圏中央連絡自動車道(圏央道)が開通し、坂東ICより車で約10分で郷土館ミューズへ来館できるようになりました。この機会にぜひ、展覧会へご来場ください。

[企画展チラシ]
『飯沼廻りの天神信仰チラシ表』の画像『飯沼廻りの天神信仰チラシ裏』の画像
チラシのPDFデータはこちらをクリック → チラシPDF

[企画展概要]
菅原道真 (845-903)は平安時代中期に学者、政治家として活躍するも、政敵の讒言により九州の大宰府に左遷され現地で没しました。その死後に発生した天変地異は道真の怨霊による祟りと信じられ、人々は道真を天神と崇敬し信仰するようになりました。その後、北野天満宮や太宰府天満宮などが各地に創建され、道真公を祭神とする天満宮・天神社は全国に広がっています。当地方でも、常総市の大生郷天満宮のように古い創建伝承をもつ天満宮があり、村や地域の鎮守として祀られている天神社や、旧家の屋敷内などに小さな祠を見ることが出来ます。
その昔、坂東市、常総市、古河市、八千代町の市境には満面の水を湛えた飯沼という広大な沼地がありました。江戸時代の干拓によって飯沼は水田耕地となりましたが、新田開発が完成すると大生郷天満宮には水田が寄進されるとともに、新たに成立した新田村には天神社が勧請され、地域紐帯の社として信仰されてきました。飯沼周辺に散在する天神社では現在でも例祭が行なわれ、奉納相撲などの伝統行事を行っている所もあり、天神信仰は地域の歴史や暮らしと深い関係をもっているのです。
今展覧会では、飯沼耕地の周囲に分布する天満宮・天神社の歴史や伝承、伝統行事等を紹介し、坂東市周辺地域の天神信仰を考察しています。本展を通じて、私たちが菅原道真公にいだく「学問の神」としてのイメージだけではない、郷土に残る「地域の天神信仰」を知っていただければ幸いに存じます。
『御神酒天神画像』の画像
「御神酒天神画像」(大生郷天満宮所蔵) ※複製展示
菅原道真を描いたこの画幅に神酒を奉じると天神の顔が赤みをさすといい、「御神酒天神」と呼ばれている

[展覧会図録]
『飯沼廻りの天神信仰図録』の画像
価格 300円 お求めはお早めに
展示内容を解説した図録です。坂東市周辺地域の天神信仰や伝統行事、伝承について詳しく紹介しています。

[飯沼耕地と天満宮・天神社]

坂東市、常総市、古河市、八千代町にまたがる広大な水田地帯(旧飯沼)は、その昔は満面の水を湛える巨大な沼でした。今から約300年前の享保年間(1716-36)に行なわれた干拓によって水田耕地となり、その周辺には新田村が形成されました。飯沼耕地の周囲には多くの天満宮、天神社が鎮座していますが、古い由緒をもつ社がある一方で、開発によって成立した新田村に鎮守として勧請された社もあり、地域の信仰における拠り所となっています。
『馬場天満神社』の画像
馬場天満神社(常総市)
『生子新田天神社』の画像
生子新田天満社(坂東市)

[大生郷天満宮]
大生郷天満宮は常総市大生郷町に鎮座する天満宮で、菅原道真の三男・景行によって創建されたという社伝を持ち、関東以北では最古の天満宮といわれています。また、道真の遺骨を御神体とし、遺族によって祀られたという特異な伝承を持つことから「御廟天神」ともいわれ、地域の人々の尊崇を得ている天満宮です。
『大生郷天満宮社殿』の画像
大生郷天満宮(常総市)
『刀研石』の画像
大生郷天満宮の創建の由来が刻されていたという境内に立つ「刀研石」

[今も行われる地域の祭礼や奉納相撲]
現在、私たちは菅原道真と聞くと「学問の神」としての天神さまを連想し、受験や試験の際には天満宮・天神社を参拝し試験合格や学力向上を祈願します。ですが、学問の神としての天神様は、長い歴史の中で一般に浸透した信仰の一つです。菅原道真が政敵に貶められ左遷され死去したことから、はじめ道真の霊は怨霊と恐れられましたが、その後、天神として崇められていくなかで様々な神格を持つようになりました。天神様は農業の神であり、学芸や芸能の神であり、正義・道徳の神であり、学問の神でもあるのです。坂東市周辺地域でも、菅原道真公を祭神とする天満宮・天神社があり、現在でも地域の人々によって祭礼や奉納相撲(子ども相撲)が行われています。
『御幸神社祭礼』の画像
御幸神社(坂東市幸田)の祭礼
『左平太新田天神社祭礼』の画像
左平太新田天神社(坂東市)の祭礼
『松崎天神社奉納相撲』の画像
松崎天神社(坂東市内野山)で行われている奉納相撲
〈写真提供:坂東市立内野山小学校 撮影:張替義弘氏〉


[北野天神縁起絵巻(馬場天満神社所蔵)を公開]
菅原道真を祭神とする京都の北野天満宮の縁起を記した絵巻物が「北野天神縁起絵巻」です。絵巻では、菅原道真の生涯、没後の怨霊譚と祟り、北野天満宮の創建、そして天神の霊験利益の数々が語られます。今展覧会では、常総市の馬場天満神社に伝わる「北野天神縁起絵巻」(常総市指定文化財)を展示します。
『天神絵巻紅梅殿別離』の画像
「紅梅殿別離」
大宰府左遷で都の自邸に咲く梅と桜に別れを告げることとなった道真が、有名な「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて春な忘れそ」の和歌を詠む場面
『天神絵巻清涼殿落雷』の画像
「清涼殿落雷」
道真が没して27年後、御所の清涼殿に雷が落ち、死傷者が出た。相続く災難は道真の祟りと信じられ、人々は道真の霊を畏怖するとともに、神として信仰するようになった

[さまざまな資料を展示しています]
『飯沼廻りの天神信仰展示01』の画像『飯沼廻りの天神信仰展示02』の画像
『飯沼廻りの天神信仰展示03』の画像『飯沼廻りの天神信仰展示04』の画像

[会場の様子]
『飯沼廻りの天神信仰会場01』の画像『飯沼廻りの天神信仰会場02』の画像
『飯沼廻りの天神信仰会場03』の画像『飯沼廻りの天神信仰会場04』の画像
故郷に残る天神信仰や歴史と伝承、現在でも続く伝統行事を紹介し、市内外から多くの見学者が来館しました。皆さん、展示している資料や解説をじっくりと鑑賞し、地域の天神信仰について興味深く見学していただきました。

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問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは資料館です。

〒306-0502 茨城県坂東市山2726番地 

電話番号:0297-44-0055又は0280-88-8700

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