市では、持続可能な介護保険制度を構築すること並びに介護保険制度への信頼を高めていくことを目的に、介護給付の適正化に向けた各種取組を推進しています。
要介護認定の適正化
サービスを必要とする被保険者を認定するため、公平・公正な認定調査及び認定審査会に基づき適正な審査判定が実施されているかについて、市職員が書面等を点検することにより実態を把握します。
令和6年度実績
・市職員による認定調査票の点検:全件実施
・eラーニングシステム(※)の活用:新規、現任調査員を対象に実施
※要介護認定に関する知識を身につけることができるシステム
ケアプランの点検
利用者の自立支援に資する適切かつ質の高いケアプランの提供等が実施されるよう、ケアマネジャーが作成したケアプランについて、市職員等の第三者が点検及び支援を行うことにより、サービス提供内容を改善し、個々の利用者が真に必要とするサービスを確保できるよう努めます。
令和6年度実績
・市内事業所に所属するケアマネジャーが作成したケアプラン点検を実施:各ケアマネジャー1人につき1件(計32件)
住宅改修等の点検(住宅改修の点検、福祉用具購入・貸与調査)
利用者の状態に応じて適切なサービスが提供されるよう、市が利用者宅の実態確認や利用者に対する訪問調査等を行い、必要性や利用状況等を点検することにより、不適切又は不要な住宅改修及び福祉用具の購入・貸与の実態を把握します。
令和6年度実績
・住宅改修費:チェックシートにより事前申請及び事後申請確認を全件実施
・福祉用具購入費:チェックシートにより事後申請確認を全件実施
縦覧点検・医療情報との突合
請求内容の適正化を図るため、国民健康保険団体連合会システムを活用し、後期高齢者医療や国民健康保険の入院情報と介護保険の給付情報の突合、事業者への照会・確認等を行い、給付日数や提供されたサービスの整合性を確保します。
令和6年度実績
・国民健康保険団体連合会委託により全件実施
介護給付費通知
市から利用者に対して、事業者からの介護報酬の請求及び費用の給付状況等について通知することにより、利用者や事業者に対して、適切なサービスの利用と提供を普及・啓発するとともに、自ら受けているサービスを改めて認識してもらいます。
令和6年度実績
・年2回発送(5月 1,683件、11月 1,650件)