たくさんのご来場、ありがとうございました
開館20周年記念特別展
「孤高の画人・粛粲寶作品展」
郷土館ミューズ開館20周年を記念し、花鳥風月や人物画などを題材に、おおらかで文人画調の独自の作品を残した画家・粛 粲寶(しゅく さんぽう)の展覧会を開催しました。
※会期中、作品の入替えを行います。
会 場 坂東郷土館ミューズ(坂東市立資料館)
会 期 2月25日(土)~5月28日(日)
休館日 月曜日、祝日の翌日(※祝日は開館)
開館時間 平日:午前10時~午後6時30分/土日祝:午前10時~午後5時
※入場無料
【アクセスが向上しました】
首都圏中央連絡自動車道(圏央道)が開通し、坂東ICより車で約10分で郷土館ミューズへ来館できるようになりました。
この機会にぜひ、展覧会へご来場ください。
特別展チラシ
チラシのダウンロードはこちら → 【チラシPDF】
※会場で配布しているチラシの形でご覧になりたい方は、A3サイズで両面印刷し両端折り(観音折り)をしてください
特別展図録
会場に展示している作品のほか、粛粲寶の作品約300点を掲載しています。
価格1000円 《完売しました》
天衣無縫、変幻自在の画法で独自の画境を極めた画家
粛 粲寶(しゅく さんぽう 1902-1994)
粛 粲寶(本名 水島太一郎)は、明治35年(1902)新潟市に生まれた。大正7年(1918)に上京し、働きながら大倉商業高校(現・東京経済大学)に学ぶ。大正11年洋画家・黒田清輝が主宰する葵橋洋画研究所に入所。昭和4年(1929)帝展、昭和5年院展に初入選。さらに昭和6年帝展に入選し、この頃より同郷の日本画家・小林古径に師事する。昭和8年頃より一度絵から離れて奈良の古寺での寄食生活をするが、昭和12年再び作家活動に入り、以降個展を中心に作品を発表し、没するまで60年近く画業一筋の人生を送る。平成元年(1989)東京から茨城県境町に転居し、平成6年に死去した。
【展示作品】
今回の展覧会では、粛粲寶の初期から晩年までの作品を幅広く展示し、その画業を概観しました。
※会期中、作品の入れ替えを行いました。
雷神 風神
多福多寿多男子図 赤不動
漁樵閑談 雙魚図 蓬莱仙境図
仙童嘻笑
菜果
蓬莱仙丘 瑞果爽々
【貴重な初期作品も展示しています】
自画像 魚狗図
林道 ぶどう図
【関連イベント】ギャラリートークを開催しました
粛粲寶の弟子である中山正男氏(雅号:青空子 茨城県境町在住)によるギャラリートークを開催しました。
展示作品の解説や師・粛粲寶の思い出、エピソードなどをお話しいただきました。会場に集まったたくさんの人たちは、わかりやすい作品解説やお弟子さんならではのエピソードに聞き入っていました。
【日時】5月21日(日) 午後1時~、午後4時~
展示作品の一部を入れ替え、後期展示を実施
一部展示作品の入れ替えを行いました。掛け軸作品や額装作品を入れ替えたほか、大きさ2メートルの大作2点や色鮮やかな団扇絵、十二支が描かれた絵馬なども追加展示しました。
会場に展示されていた掛け軸や額装作品を数多く入れ替えたほか、2mの大作も追加展示しました。
色鮮やかな団扇絵やユーモラスな干支を描いた絵馬など、新たな作品を見ることができます。
初期作品の一部も入れ替ました。
さまざまな作品が展示された展覧会場
粛粲寶作品や関連資料を約250点展示し、また、会期中作品の入れ替えを行いました。
「粛粲寶」の画号を使用する以前の、若い頃の貴重な初期作品も多数展示しました。
粛粲寶が使用した落款・遊印や筆、硯、墨などの関連資料も多数展示しました。
会場の様子
どの会派にも属さず「孤高の画家」と呼ばれ、独特の画風で人気を博した画家・粛粲寶の作品が一度に見られる展覧会となりました。
展示された数多くの作品は、会場を訪れた人たちの心を魅了し、日々新たな粛粲寶ファンが誕生しました。坂東市周辺地域だけでなく、東京、そして粛粲寶の故郷・新潟などからも大勢の方が来館しました。
ミューズ特別展「孤高の画人・粛粲寶作品展」を開催しました
関連ファイルダウンロード
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問い合わせ先
このページに関するお問い合わせ先は資料館です。
〒306-0502 茨城県坂東市山2726番地
電話番号:0297-44-0055又は0280-88-8700
メールでのお問い合わせはこちら- 2022年11月27日
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