平成28年度に開催した坂東郷土館ミューズの企画展をご紹介します
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【資料館企画展】
開館20周年記念特別展「孤高の画人 粛粲寶 作品展」
【 会 期 】 平成29年2月25日(土)~5月28日(日)
【開館時間】 平日=午前10時~午後6時30分 / 土・日・祝日=午前10時~午後5時
【休 館 日】 月曜日(祝日の場合はその翌日)、祝日の翌日※祝日は開館しています
【入 館 料】 無料
花鳥風月や人物画などを題材に、おおらかで文人画調の独自の作品を残した画家・粛 粲寶(しゅく さんぽう)の展覧会を開催しました。※会期中作品の入替えを行いました。
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[特別展チラシ]
チラシのダウンロードはこちら → 【チラシPDF】
※会場で配布しているチラシの形でご覧になりたい方は、A3サイズで両面印刷し両端折り(観音折り)をしてください
天衣無縫、変幻自在の画法で独自の画境を極めた画家
粛 粲寶(しゅく さんぽう 1902-1994)
粛 粲寶(本名 水島太一郎)は、明治35年(1902)新潟市に生まれた。大正7年(1918)に上京し、働きながら大倉商業高校(現・東京経済大学)に学ぶ。大正11年洋画家・黒田清輝が主宰する葵橋洋画研究所に入所。昭和4年(1929)帝展、昭和5年院展に初入選。さらに昭和6年帝展に入選し、この頃より同郷の日本画家・小林古径に師事する。昭和8年頃より一度絵から離れて奈良の古寺での寄食生活をするが、昭和12年再び作家活動に入り、以降個展を中心に作品を発表し、没するまで60年近く画業一筋の人生を送る。平成元年(1989)東京から茨城県境町に転居し、平成6年に死去した。
展覧会場の様子
どの会派にも属さず「孤高の画家」と呼ばれ、独特の画風で人気を博した画家・粛粲寶の作品が一度に見られる展覧会となりました。
展示された数多くの作品は、会場を訪れた人たちの心を魅了し、日々新たな粛粲寶ファンが誕生しました。坂東市周辺地域だけでなく、東京、そして粛粲寶の故郷・新潟などからも大勢の方が来館しました。
企画展「 初公開!! 坂東市本将門記 -将門伝説と古代東国の争乱- 」
ミューズ企画展「初公開!!坂東市本将門記」ポスター・チラシ(表裏)・・・画像PDFは画面下にあります
坂東市が新たに制作した平成版の「将門記」を公開し、あわせて郷土の英雄・平将門の伝説と史実をさまざまな資料を通して紹介しました。
【 会 期 】 平成28年 10月8日(土)~12月25日(日)
【開館時間】 平日=午前10時~午後6時30分 / 土・日・祝日=午前10時~午後5時
【休 館 日】 月曜日(祝日の場合はその翌日)、祝日の翌日※祝日は開館しています
【入 館 料】 無料
企画展のチラシPDFはこちらをクリックしてください → 企画展チラシ(PDF)
企画展の詳しい内容はこちらをクリックしてください →
新作の3種類の「坂東市本将門記」巻子本やさまざまな資料を展示しました
企画展の会場では、新たに制作された3種類の「坂東市本将門記」巻子本全9巻を、坂東市役所新庁舎開庁を記念し展示公開していました。さらに数多くの関連資料を展示し、郷土の英雄・平将門の史実と伝承を解説しました。
わかりやすく読みやすい 『坂東市本将門記 現代語訳』を刊行 好評発売中です!!
価格1000円 お求めはお早めに
坂東市では、『将門記』を読んで理解していただこうと、『将門記』の「現代語訳」、「訓読文」と注釈を掲載した『坂東市本将門記 現代語訳』を刊行いたしました。分かりやすい現代語訳で『将門記』を読みたい方、より深く将門を知りたい方にご活用いただければ幸いです。
企画展解説図録 好評発売中
価格 300円
展示内容を解説した図録です。このたび作成された「坂東市本将門記」の紹介や平将門の伝説や史実の解説がわかりやすく掲載されています。
企画展「筆墨を友として - 書家・横島青江遺作展」
平成27年10月に逝去した坂東市長谷の書家・横島昇氏(号・青江)は、「茨城書道一元會」の創設に参画以来、会の中心メンバーとして活躍する一方、書道誌「活法」の課題手本揮毫や公民館書道教室講師を務めるなど書道の普及・発達と後進の指導に尽力されました。展覧会では、筆と墨が織りなす筆勢と筆意に満ちた書作品の数々を展示しました。
【 開 館 】 | 平成28年7月9日(土)~8月31日(水) |
【 開館時間 】 | 平日=午前10時~午後6時30分/土・日・祝=午前10時~午後5時 夏休み期間=午前10時~午後6時30分(土・日・祝日も含む) |
【 休館日 】 | 月曜日(祝日の場合はその翌日)、祝日の翌日※祝日は開館しています |
【 入館料 】 | 無料 |
企画展チラシのPDFはこちらをクリックしてください → 企画展チラシ(PDF)
【書家・横島昇(号・青江)氏】
【展覧会の様子】
横島青江氏の書道教室で指導を受けた方や書道活法會・青友会関係者など、市内外から書道愛好者が多数来館しました。
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[ギャラリー展示]「宇宙展~ 太陽系惑星から深宇宙まで~」
【会期】平成28年7月9日(土)~9月4日(日)
美しい宇宙の世界を紹介した展示を行ないました。
太陽系の惑星や月の満ち欠けについての解説や、流星・銀河などのパネルを展示しました。
[ギャラリー展示] 「世界環境世界児童画コンテスト優秀作品展」
【会期】平成28年7月9日(土)~9月4日(水)
環境をテーマに世界の子ども達が描いた絵画を展示しました。
子どもたちの絵は、身近な自然や生き物、家族や自分たちの住んでいる地域を題材に描かれ、国境や文化、言語の違いを超えた地球環境へのメッセ-ジがこめられています。
ミューズ企画展
「坂東市が生んだ二人の音楽家
~作曲家・吉原規とハーモニカの名手・間中勘~」
戦前戦後のラジオ放送に関わった作曲家・吉原規(よしはらいさむ1897-1978)と日本を代表するハーモニカ奏者・間中勘(まなか かん1927- )。坂東市出身の音楽家の歩みと活躍を紹介しました。
【会期】平成28年3月19日(土)~5月29日(日)
※好評につき6月26日(日)まで会期延長しました
【開館時間】平日=午前10時~午後6時30分/土・日・祝日=午前10時~午後5時
【休館日】月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日
【入館料】無料
【企画展チラシ】
企画展チラシのPDFはこちらをクリックしてください → 企画展チラシ(PDF)
【企画展図録】 好評発売中です
吉原規の音楽家としての業績と間中勘のハーモニカヒストリーを詳しく紹介しています。
定価500円 お求めはお早めに
【企画展で紹介する坂東市出身の二人の音楽家、吉原規と間中勘】
吉原規(よしはら いさむ 1897‐1978)
作曲家・指揮者・ピアノ奏者として活躍したほか、大学で教鞭をとり、児童生徒対象の音楽教育・指導にも尽力した。大規模な式典や社歌・校歌・童話劇の作曲・演奏指揮も手掛け、特に戦前戦後のラジオ放送では東京中央放送局(JOAK・のち日本放送協会(NHK))の音楽番組の制作にも携わった。
[左]JOAKに設立され、吉原規が指導をしたJOAK唱歌隊(左から2人目が吉原)
[右]レコーディングの指揮をする吉原規。吉原は、ラジオ番組音楽や式典曲の作曲や指揮、ピアノ演奏などで活躍しました。
間中勘(まなか かん 1927‐ )
日本を代表するハーモニカ奏者として日本各地で幅広い演奏活動を展開。「間中トーン」と呼ばれる独特の哀愁あふれる音色は多くのハーモニカファンを魅了し、ハーモニカ用楽曲の編曲、CDや楽譜の出版、ハーモニカ教室・講座での後進の指導を通して、ハーモニカ普及に尽力した。
[左]間中勘はハーモニカ奏者の佐藤秀廊に師事し、コンクール出場やコンサート出演などの演奏実績を重ねました。
[右]間中勘はドイツで開催された国際ハーモニカ・テープ・コンクールに入賞し、NHKなどの番組にも出演しています。
【展覧会の様子】
吉原規の音楽家・作曲家としての業績や間中勘のハーモニカ奏者・指導者としての活躍をたくさんの資料を展示し紹介しました。
坂東市に生まれ音楽の発展・普及に多大な功績のあった音楽家・吉原規の歩みに興味を持った方、また、間中勘のハーモニカファンや教室で指導を受けた方など、多数の音楽ファンが市内外から多数来館しました。
企画展の詳しい紹介ページがあります。ご覧下さい(こちらをクリック) →
【平成28年度の貸館展示】
貸館展示 「先生たちの美術展5」
会期:平成29年1月9日(月・祝) ~ 2月5日(日)【入場無料】
(※最終日は午後3時まで)
県西・県南地区の小・中学校に勤務している先生たちの作品展を開催しました。
会期中、美術教育の視点からワークショップや講演会などの教育プログラムを実施しました。
貸館展示「第26回 日新会書展」
書道日新会会員の刻字及び書作品を展示しました。
会期 9月14日(水) ~ 9月19日(月) 【入場無料】
貸館展示「平成28年度茨城県移動展覧会 茨城の美術セレクション」
会期9月4日(日)~9月11日(日)【入場無料】
坂東郷土館ミューズで、県を代表する美術作家の作品を展示する展覧会「茨城県移動美術展覧会 茨城の美術セレクション」(会期:9月4日から9月11日)が開催されました。この展覧会は、県文化振興条例の制定を受け、芸術作品を身近に感じてもらおうと企画されたもので、今後も県内3会場で開催されます。
郷土館ミューズ展示室には、県出身作家の大作20点(書17点日本画3点)が出展されたほか、徳川光圀や横山大観などの書簡も特別展示されました。会期中は市内外から多くの来場者が訪れ、特に最終日は出品作家・吉澤鐡之氏(書)によるギャラリートークも行なわれ、会場いっぱいのお客さんは県を代表する書家の軽妙な展示解説と作品揮毫の披露を楽しみました。
【平成28年度の所蔵美術品展】
坂東郷土館ミューズ(坂東市立資料館)が所蔵する様々な美術作品の中から、テーマに沿ったものを展示いたします。
平成28年度は2回開催しました。