特別展「猿島阪東観音開帳記念 萬蔵院寺宝展」を開催いたします

坂東市合併20周年特別展
猿島阪東観音開帳記念 萬蔵院寺宝展

R7観音開帳ポスター

 12年に一度、巳年の春に開催される猿島阪東観音開帳の由来と歴史、中心寺院である生子・慈徳山萬蔵院の寺宝や仏画等の貴重な資料を展示紹介します。

【会  期】 令和7年3月15日(土)~5月6日(火)
【会  場】 坂東市立資料館(坂東郷土館ミューズ)
【開館時間】 平日 午前10時~午後6時30分/土日祝 午前10時~午後5時
【 休 館 日 】 月曜日(祝日の場合は開館)、3月21日、4月30日
【 入 場 料 】 無料
※リーフレットのPDFはこちらをご覧ください。

 

関連イベント

萬蔵院中川祐聖住職のおはなし
【日時】   令和7年3月26日(水) 15時から
     令和7年4月29日(火・祝) 15時から
【場所】  坂東郷土館ミューズ 展示室(申込不要)

猿島阪東観音開帳について

 12年に一度、巳年の春に開帳される猿島阪東三十三ヵ所観音霊場は、江戸時代の享保年間、生子にある萬蔵院(まんぞういん)の第52世住職であった雄弁上人(おうべんしょうにん)の発願により創設されました。霊場は、旧猿島郡(茨城県古河市、境町、坂東市)と旧関宿町(現・千葉県野田市)に点在し、この期間中、観音様のお堂が一斉に開かれ、参詣によってその功徳(くどく)にあやかるという信仰が今日まで受け継がれています。
 雄弁上人は、万治元年(1658)下野国都賀郡に生まれ、14歳で出家、武蔵国慈眼寺で授戒し、17歳ころから諸国の霊場で修行を積み、19歳のとき下総国金剛院住職となって荒廃した院を中興したといいます。貞享4年(1687)29歳から20年間京都に留学、帰郷して萬蔵院の住職となりました。49歳のとき、衆生救済のために立てられた大願の一つが、猿島郡生子村萬蔵院を根本道場とする猿島阪東三十三札所開創であり、自ら神仏像を刻みあるいは画いて三十三札所に納め、享保10年(1725)霊場を開基したといわれます。享保12年(1727)萬蔵院に三重塔を建立、同14年(1729)円明院を再興したのち、死期を悟った上人は、石室を築いて入定(にゅうじょう)されました。本年は霊場の開基から300年目にあたります。

 今回(令和7年)の観音開帳は、3月17日から4月17日まで行われます。

◆過去の観音開帳の様子

昭和16年当時の巡礼姿(沓掛・龍泉寺)
観音開帳巡礼

神護護国聖宝寺慈徳山萬蔵院

 猿島地方有数の名刹として知られる坂東市生子の萬蔵院(まんぞういん)は、平安時代の貞観12年(870)理源大師(聖宝(しょうぼう))による開創と伝わります。正式には神護護国聖宝寺慈徳山萬蔵院といい、奈良の長谷寺を本山とする真言宗豊山派の寺院です。
 大日如来を本尊とし、猿島台地のほぼ中央から四方に八間幅の道を開き、門前に街をつくり、都から工人たちを招いて、境内に七堂伽藍を造営したといわれています。江戸時代には、幕府から篤い加護を受け、二十石の御朱印を授けられました。
 本展覧会では、茨城県指定文化財である「絹本著色曼荼羅」や「礼盤・脇机」のほか、坂東市指定文化財「如意輪観世音菩薩坐像」、菩提寺に奉納された二世五姓田芳柳作品等を展示、紹介いたします。

 

絹本著色曼荼羅(県指定有形文化財)
絹地に金泥で彩った金剛界曼荼羅で、鎌倉時代の作といわれる。

絹本着色曼荼羅

如意輪観世音菩薩坐像(市指定文化財・木像)
如意輪観世音菩薩坐像

 

釈迦三尊像(二世五姓田芳柳作)
釈迦三尊像

 

萬蔵院を開創した理源大師(聖宝)
理源大師

 

平成25年の特別展「猿島阪東観音開帳記念 萬蔵院寺宝展」についてはこちらをご覧ください。

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〒306-0502 茨城県坂東市山2726番地 

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