ミューズ企画展
「秋山桑人作画による 郷土の偉人三傑一代絵巻
~平将門・中山元成・間宮林蔵~」
~たくさんのご来場、ありがとうございました~
会 期 10月14日(土)~12月24日(日)
会 場 坂東郷土館ミューズ(坂東市立資料館)
休館日 月曜日、11月24日
開館時間 平日:午前10時~午後6時30分/土日祝:午前10時~午後5時
入場料 無料
〈展覧会概要〉
猿島茶の改良発展に尽くした茶顛翁・中山元成、関東独立を夢見た平安時代の武将・平将門、蝦夷地を調査測量した探検家・間宮林蔵、郷土の偉人3人の業績を描いた絵巻作品を中心に、地元に残る絵画作品や挿絵、スケッチなどの関係資料を通して、故郷の風景や風俗、歴史を描き続けた画家 秋山桑人を紹介しました。
【アクセスが向上しました】
首都圏中央連絡自動車道(圏央道)が開通し、坂東ICより車で約10分で郷土館ミューズへ来館できるようになりました。この機会にぜひ、展覧会へご来場ください。
企画展チラシ
チラシのダウンロードはこちら → 【チラシPDF】
展示図録
500円 お求めはお早めに
秋山桑人が描いた郷土の偉人三傑の絵巻作品をはじめ、油彩画や軸装、襖絵、スケッチや挿絵原画などを掲載しています。また、「平将門公一代絵巻」、「中山茶顛翁一代絵巻」、「間宮林蔵一代」、「大塚戸花火絵巻」に添えられている詞書も収録しています。
〈秋山桑人について〉
秋山桑人(1914-2008)
秋山桑人(本名 正三)は、大正3年(1914) 茨城県結城郡五箇村福二(現 常総市)に生まれた。旧制水海道中学校を卒業後、上京して川端画学校、本郷絵画研究所、太平洋美術学校で絵画技術を学んだ。戦中は応召し、復員後は会社勤めの傍ら絵画制作を続け、展覧会や新聞、雑誌等で作品を発表した。その題材は風景や静物のほか、失われつつある郷土の民話や風俗など多岐にわたっている。
〈展示作品〉
秋山桑人作画による郷土の偉人3人を描いた絵巻作品のほか、多数の作品、関連資料を展示しています。
平将門公一代絵巻より「上洛」(個人蔵)
中山茶顛翁一代絵巻より「製茶の指導励奨」(個人蔵)
間宮林蔵一代絵巻より「蝦夷(北海道)に渡る」(つくばみらい市蔵)
大塚戸花火絵巻より「賑う境内」(一言主神社蔵)
「飛天」(4枚のうち1枚) (観明寺蔵)
「二水会館」(常総市蔵) 「旧水海道小学校」(常総市蔵)
「菅生沼」(常総市蔵)
襖絵「古典名著作者図」(個人蔵)
〈多彩な作品・資料が展示された企画展会場〉
郷土の偉人を描いた絵巻作品のほか、さまざまな作品・資料を展示しています
猿島茶の改良に尽力した中山元成を描いた作品 平安時代の武将・平将門の活躍を描いた絵巻作品
蝦夷地を探検した間宮林蔵を描いた絵巻作品 一言主神社の伝統の花火祭を描いた作品
仏画や歴史画、風俗を描いた軸装作品 故郷の風景を描いた油彩画
天女を描いた4枚の大作 古典名著の作者や植物を描いた襖絵
昭和10年代の初期作品 若い頃の挿絵の習作
出版した随筆集の挿絵原画 旅先の風景や人物を描写したスケッチブック
<会場の様子>
初公開となる郷土の偉人の業績を描いた絵巻作品や仏画のほか、油彩画や掛軸など150点以上を展示しました。
会場には、連日、個人やグループ、団体を問わず県内外から多くの方が訪れ、平将門、中山元成、間宮林蔵という郷土の3偉人の業績を描いた歴史絵巻を観覧しました。また、秋山桑人が描いた故郷の風景や懐かしい風俗画を鑑賞し、自身の思い出話に花を咲かせる来館者も多数いらっしゃいました。